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10年目の『egg』アイアンが好評。“激飛び”はスコアアップにつながるか?

10年目の『egg』アイアンが好評。“激飛び”はスコアアップにつながるか?

10年目の『egg』アイアンが好評。“激飛び”はスコアアップにつながるか?

配信日時:2017年11月10日 12時00分

10年目の『egg』アイアンが好評。“激飛び”はスコアアップにつながるか?

『egg』誕生から10年。“卵の殻”を割り続けた軌跡

発売後,好調な売れ行きのプロギアのNEWアイアン『赤エッグアイアン PC』と『赤エッグアイアン PF』

発売後,好調な売れ行きのプロギアのNEWアイアン『赤エッグアイアン PC』と『赤エッグアイアン PF』

 発売間もないプロギアのNEWアイアン、『赤エッグアイアン PC』と『赤エッグアイアン PF』を試打ラウンドする機会があった。飛び系が人気になっている最近のアイアンの中でも、とりわけ、“強烈に飛ぶ”と、前評判の高いモデルだ。どちらもフェースの薄肉化によって高初速エリアを拡大し、アイアンとしての飛びの限界に迫っている。
 その機能が評価され、発売された週は発売後3日間の集計でありながら、『赤エッグアイアン PC』が販売ランキングで2位、『赤エッグアイアン PF』が3位に入るスタートダッシュとなった。その後も秋の新製品が次々と発売される中で、どちらも売れ行きトップ10を外さない好調ぶりだ。

 『egg』ブランドが発売されてから、はや10年。『egg』とは、既成概念にとらわれない、“卵の殻を打ち破る発想”というコンセプトからつけられたネーミングだ。その名の通り、独創的なアイディアから生まれたクラブが、これまでにいくつも発売されてきた。
2008年 初代『eggスプーン』を使用していた片山晋吾 (撮影:Getty Images)

2008年 初代『eggスプーン』を使用していた片山晋吾 (撮影:Getty Images)

 片山晋呉が愛用したことで一躍ヒット作になった、初代『eggスプーン』。重量級ヘッドと短尺シャフトの『eggインパクト』が出たと思えば、超軽量と長尺シャフトの『eggバード』が登場した。深重心と7.5度のストロングロフトで飛ばす『egg1』など、他にはない、尖った機能を持ったクラブは、列挙に暇がない。

 しかし、これまで飛びとやさしさの機能を最優先してきた『egg』を使い、ゴルフが劇的に変わったゴルファーも数多くいる一方で、ゴルファーの感覚的な部分には、賛否があったようにもみえる。初代『eggスプーン』は、当時としては画期的な飛距離と同時に、非常に大きな独特の打音もまた特徴的だった。「打感で飯は食えない」とは、片山晋呉の名言だが、ゴルフで飯を食っているわけではない、我々アマチュアゴルファーには、ささやかなナイスショットの心地良さや振りやすさを求めたい気持ちもある。

 新しい、『赤エッグアイアン PC』と『赤エッグアイアン PF』は、飛距離はもちろんだが、そのあたりの打感の良さ、構えやすさ、振りやすさといった、ゴルファーの求める感覚的な部分が大きく向上しているのが、とても印象的だった。
 とりわけ、軟鉄鍛造ボディを採用した『赤エッグアイアン PF』には、その傾向を強く感じた。“PF”とは、「パワーフォージド」の略。スリムでシンプルなヘッド形状は、ベテランゴルファーや中上級者にも構えやすい、オーソドックスなシェイプだ。それでいて、一般的な軟鉄鍛造キャビティアイアンと比べると、ゆうに2番手以上飛ぶ。
 高強度板材の両端をL字に曲げた、「高初速デュアルLカップフェース」の採用により、ルール限界のフェース反発性能と広い高初速エリアを得ている。その結果、フェースの弾き感が強い。
 驚きの飛び性能はもちろん、それに加えて打感、見た目、操作性を両立させているのが、新作『赤エッグアイアン PF』の大きな特徴だ。軽やかな感触と扱いやすさを爽快に感じる人も多いだろう。

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