何コレ、キャロの新作？怪しい未発表ヘッドがR&A適合リストに登録されたぞ！

2017年の日本ツアーはオフシーズンに入るものの、PGAツアーではとっくに新シーズンに入ってます。そして、本日R&Aの適合リストに超気になるヘッドが登録されていました。まさか『EPIC』の後継！？これはマニアックチームを緊急招集しなきゃ！

配信日時：2017年12月4日 09時31分

ギア

ノーマルタイプ？にも２本の柱＝JAILBREAKの文字が見て取れるが…

右側は上から『XR16』、『GBB EPIC STAR』、直近の『GBB EPIC FORGED』

筆者　「まずは２つの『ROGUE』のうち、ノーマルと思しき方から見てみます。2本の柱である【JAILBREAK】の文字がありますし、ソール後方のバックウェイトも確認できます。ここ数年のモデルと見比べると、『XR16』はバックウェイトも2本の柱もありませんね。『GBB EPIC STAR』のようにヘッド後方の外周をスライドさせる【ペリメータウェイト】もないので、まったく独立した新ブランドと見るのが正解じゃないでしょうか」

P編　「でも、『XR16』（画像右上）はエアロダイナミクスを追求したヘッドで、空力を良くするようなソールデザインになっていたよね？今回の『ROGUE』もそんな感じがするんだけど…」

P筒　「う〜ん、でも『XR16』はフルチタンでしたよね？『ROGUE』の画像を見る限り、ロゴが入っている部分がカーボンっぽい素材に見えるんですよ。『GBB EPIC STAR』もソールにカーボンが入っていたので、やっぱり『EPIC』シリーズの後継だと思うなぁ〜」

筆者　「でも、松山英樹が未だに使う『GBB（グレートビッグバーサ）』も【ペリメータウェイト】が付いていましたよね？そしてその後継の『GBB EPIC STAR』にも【ペリメータウェイト】が引き継がれて大ヒットしているわけですから、その後継だったら【ペリメータウェイト】がなきゃおかしくないですか？」

P編　「確かに。ちょっともう一つの『ROGUE Sub zero』の方を見てみよう。ノーマルだけじゃ、なかなか確たるものが見えて来ないね」

サブゼロを見る限り、シルエットが『GBB EPIC』寄りだった！

右上が『XR16 Sub zero』、右下が『GBB EPIC Sub zero』。こちらの方に似てますね…

筆者　「なるほど、ハードヒッター向けのサブゼロに関しては、『XR16 Sub zero』（右上）よりシルエットが『GBB EPIC Sub zero』（右下）に似ていますね。『XR16 Sub zero』は後ろに短いというか、洋ナシ型っぽいシルエットに見えます」

P筒　「あっ！分かった。『GBB EPIC』シリーズって、基本的にカーボン複合ヘッドでしたよね？でも、日本だけフルチタンで打感のいい『GBB EPIC FORGED』を出したじゃないですか、アジア限定モデルとして。このシルエットを見る限り『GBB EPIC Sub zero』にそっくりなので、これのフルチタン版なんじゃないですか？」

筆者　「筒さん、さっき【『ROGUE』はロゴの辺りがカーボンっぽい】って自分で言ったじゃないですか。短時間で変節するのはやめましょう。撤回してください」

P筒　「……。そんなこと言うなら『ROGUE』の想像をやめますよ！」

ソールに段が付いている辺りが、ちょっと『G400』（左）と被ります…

P編　「ムダな言い合いはやめて。穿った見方かもしれないけど、もしかすると今年ツアーで存在感が一挙に上がったPING『G400』の人気を止めに来たんじゃないか？ソールのサイドに段が出来ていて、明らかに空力を追求しているように見える。ここは少し『G400』と似ているんだよ。ちなみに『GBB EPIC Sub zero』にシルエットは似ているけど、ソールが段々になっていなかっただろう？同じ空力を追求するメーカーとして、競合モデルのいいところを取り入れ、負けている部分を伸ばすはずだよ。

それに、この魚の骨のように段になった部分は、ソールが硬く強化されている印象を受けるね。他社はソールをたわませると言っているけど、キャロウェイは2本の柱でボディではなく、フェースだけをたわませると言っているし、どうも一本の線に繋がるような気がするね…。2本の柱はPINGにも他社にもない部分だし、『JAILBREAK』の2本の柱にも何らかのブラッシュアップがあるかもしれない…」

アルディラも数年前から『ROGUE』シリーズのブランド展開をしています

P筒　「確かにソールの凹凸が無骨で単純にカッコイイですよね。あっ！分かった。長岡さん、アルディラに『ROGUE』というシャフトがあるじゃないですか！アレを真似したのか、カーボンの要素を取り入れたんじゃないですかね。でも、そもそも『ROGUE』ってどういう意味なんですか？」

筆者　「筒さん、今日はやけにカーボンにこだわりますね…。というか『ROGUE』の意味を知らないまま今まで喋ってたんですか？勘弁してくださいよ。『ROGUE』とは【ならず者】とか【わんぱく小僧】とか【ゴロツキ】との意味があるようですよ」

P編　「私も今知ったんだけど、まるで長岡のために付けられたような名前だね。このヤンチャで強そうなデザインはそういうことだったのか…。決まった！コレがいつ発売されるのか分からないけど、君はこの『ROGUE』のヘッドにアルディラ『ROGUE BLACK LIMETED EDITION』を挿して使うしかないよ。ゴルフメディア界No.1のならず者として！」

筆者　「……。（絶対そう言うと思った）もう今日は締めます！話がさらに激しく脱線しそうなので、開放します。帰ってもいいですよ」

P筒　「脱線はしょうがないですよ。脱獄（JAILBREAK）テクノロジーの2代目だけにね！（したり顔）」

筆者　「……。（帰れ！）」

Text/Mikiro Nagaoka