【ツイストフェース】が“MOI神話”を崩す!?テーラー『M3』&『M4』製品詳報
昨日のPINGの試打レポも書きたいのですが、後回しにしてでも書かなきゃいけないことが…。前回かいつまんで説明した【ツイストフェース】について、筆者が何を感じているかというと…。
配信日時:2018年1月18日 10時44分
【ツイストフェース】で正確性を獲得!トゥ上、ヒール下打点の曲がりを防ぐ
---【以下、米国CEOが記者発表冒頭に語ったこと】---
「5年間、実に50万発ものゴルファーの打点調査で、ほとんどのゴルファー(90%)がトゥ上めとヒール低めに打点が散らばる傾向があることが分かった。ここ130年間、(パーシモン時代から)ドライバーはバルジとロールというテクノロジーを利用して曲がりを補正してきた。エンジニアは当然これを研究してきたが、バルジとロールがあるものは、我々がR&Dで使うテストロボットが打てば真っすぐ飛ぶ。いわば、テストロボットのために設計されていたと言っていい。ところが、人間では同じ結果にならない。バルジとロール以上に球が曲がってしまう。これを【ツイストフェース】で改善する。他のメーカーはビッグデータ(50万発の打点データ)的観点でも、まだ追いついていないはず。この【ツイストフェース】は今後数年間継続することになる我々のキーテクノロジーだ」(デイビッド・エイブルズ)
「5年間、実に50万発ものゴルファーの打点調査で、ほとんどのゴルファー(90%)がトゥ上めとヒール低めに打点が散らばる傾向があることが分かった。ここ130年間、(パーシモン時代から)ドライバーはバルジとロールというテクノロジーを利用して曲がりを補正してきた。エンジニアは当然これを研究してきたが、バルジとロールがあるものは、我々がR&Dで使うテストロボットが打てば真っすぐ飛ぶ。いわば、テストロボットのために設計されていたと言っていい。ところが、人間では同じ結果にならない。バルジとロール以上に球が曲がってしまう。これを【ツイストフェース】で改善する。他のメーカーはビッグデータ(50万発の打点データ)的観点でも、まだ追いついていないはず。この【ツイストフェース】は今後数年間継続することになる我々のキーテクノロジーだ」(デイビッド・エイブルズ)
--------【記者発表の冒頭プレゼン内容】----------
◆ハイトゥに当たると、チーピンや強烈なフックが出やすい
⇒フェースが被り、ロフトが減って低い球に。また、スピン減でドロップも出る。⇒【ツイストフェース】で補正。フェースを開いて、ロフトを増やし、スピンを足す
◆ローヒールに当たると、スライスや吹け球が出やすい
⇒フェースが開き、スライスする。ロフトが増え、スピンが増える。⇒【ツイストフェース】で補正。フェースを閉じて、ロフトを減らし、スピンを減らす
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◆ハイトゥに当たると、チーピンや強烈なフックが出やすい
⇒フェースが被り、ロフトが減って低い球に。また、スピン減でドロップも出る。⇒【ツイストフェース】で補正。フェースを開いて、ロフトを増やし、スピンを足す
◆ローヒールに当たると、スライスや吹け球が出やすい
⇒フェースが開き、スライスする。ロフトが増え、スピンが増える。⇒【ツイストフェース】で補正。フェースを閉じて、ロフトを減らし、スピンを減らす
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上体突っ込み=トゥ上、振り遅れ=ヒール下。両方の打点ミスを救う?
P編 「これさ、一つ疑問があるんだけど。普通、ヒールの下目に当たったら、衝撃でロフトは減らないか?スピンが増えるのは分かるけど、打ち出しは低くなる実体験が山ほどあるんだけど…。ここもいろんな識者(ギアオタ)たちと議論していた部分なんだよね」
筆者 「ボクも同感でした。しかも、ボクの場合はトゥの上めに当たった衝撃で当たり負けて右にすっぽ抜けることがかなり多いので、【おいおい、やめてくれよ!トゥ上目は開いちゃマズイのでは?】と直感的に思いました。で、率直な疑問をテーラーメイドのプロダクト担当にぶつけたのですが、大枠でテーラーメイドが言うスイング型で言えば、ハイトゥに当たる人は上体が被ってアーリーリリース系の人の動きのことのようです。そして、ローヒールに当たる人は、振り遅れてインサイドから煽ってヒール下めに当たる人のことだと」
筒 「なるほど〜〜。そこを言ってもらうと、すごくこの【ツイストフェース】に納得感が出てきますね。どういうスイングの人って、メーカーの立場では限定しづらいでしょうけど、その大枠のスイング想定であれば、この説明も納得です」
筆者 「ボクも同感でした。しかも、ボクの場合はトゥの上めに当たった衝撃で当たり負けて右にすっぽ抜けることがかなり多いので、【おいおい、やめてくれよ!トゥ上目は開いちゃマズイのでは?】と直感的に思いました。で、率直な疑問をテーラーメイドのプロダクト担当にぶつけたのですが、大枠でテーラーメイドが言うスイング型で言えば、ハイトゥに当たる人は上体が被ってアーリーリリース系の人の動きのことのようです。そして、ローヒールに当たる人は、振り遅れてインサイドから煽ってヒール下めに当たる人のことだと」
筒 「なるほど〜〜。そこを言ってもらうと、すごくこの【ツイストフェース】に納得感が出てきますね。どういうスイングの人って、メーカーの立場では限定しづらいでしょうけど、その大枠のスイング想定であれば、この説明も納得です」
筆者 「はい。で、説明を聴くだけだと非常に誤解が生まれやすいため、何が何でもテストを真っ先にと思ってやってみたら、驚くほど打点ズレによる補正効果を実感できたのが昨日のかいつまんだ記事でしたね。村田さんも筒さんにも打点ズラしで打ってもらいましたが、一番打点ブレが大きなボクにこそ最高のメリットがあることは、悔しいですが事実です。というか、元から芯近くにしか当たらないプロゴルファーや上級者は、そこまで【ツイストフェース】の効果を感じないんじゃないですかね。いろんな識者も同様に【ツイストフェース】に疑問を投げかけていましたが、打っていなければそういうツッコミが入るのも当然だと思います。だから、とにかく打て!と。打たずに座学だけで批判するのはナンセンスこの上ないので」
筒 「長岡さんほどではないですが、プロゴルファーでも、強振したら少し打点はズレますよ。機械じゃなくて、同じ人間なんですから。そういう意味で、DJが強振したかどうかは分かりませんが、こないだの430ヤードのワンオンなど、曲がりを気にせず振っていける回数が増えるという意味で、『M4』『M3』の【ツイストフェース】で攻撃的なプレーをするプロが増えるのは間違いないと思います。だって、実際どうかは別にして、“安心感”があるだけで、人間って動きがスムーズになるし、勝手にヘッドスピードが上がりますから」
筒 「長岡さんほどではないですが、プロゴルファーでも、強振したら少し打点はズレますよ。機械じゃなくて、同じ人間なんですから。そういう意味で、DJが強振したかどうかは分かりませんが、こないだの430ヤードのワンオンなど、曲がりを気にせず振っていける回数が増えるという意味で、『M4』『M3』の【ツイストフェース】で攻撃的なプレーをするプロが増えるのは間違いないと思います。だって、実際どうかは別にして、“安心感”があるだけで、人間って動きがスムーズになるし、勝手にヘッドスピードが上がりますから」