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さすがジャンボ! 小平智への粋な贈り物

さすがジャンボ! 小平智への粋な贈り物

古閑美保との結婚を発表した小平智。そして、今オフには新妻がかねてから付き合いのあるジャンボ尾崎邸でアプローチを学んだという。しかも、粋な結婚祝いまで用意して……。ジャンボさんってやっぱり凄い!

配信日時:2017年4月14日 12時16分

ジャンボの“右手”とも呼ぶべき、グースネック。ターゲットに低く打ち出せる感じがしてきませんか?
ジャンボの“右手”とも呼ぶべき、グースネック。ターゲットに低く打ち出せる感じがしてきませんか?

これがジャンボの“右手”だ!

男子ツアーの国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」で小平智が2日目9アンダーでトップに立つなど躍動。今オフにジャンボ尾崎からプレゼントされたウェッジを武器に「今日はアプローチが冴えていた」と、ノーボギーの64を記録した。

「オフはジャンボさんにアプローチを中心に教わった」と話す小平は古閑美保との結婚祝いとしてか、「ジャンボさんと全く同じモデル、グース度合いも全く同じ顔のものです」とのウェッジをプレゼントされたという。

そのウェッジだが、写真は本家本元・ジャンボのもの。これぞジャンボモデル!といった強いグースネックが特長となっており、古くからジャンボが使用してきた『MTNIII』や『J’s』と変わらず“右手でしっかり押していける顔”になっている。ジャンボの全盛期から名参謀としてギアのサポートを続けるマスダゴルフの増田雄二はこう語る。

ジャンボの感性を最もよく知る増田雄二の力作

ジャンボ尾崎の『スタジオウェッジM425』プロトタイプ。風合いに味の出るカッパー仕上げだ

ジャンボ尾崎の『スタジオウェッジM425』プロトタイプ。風合いに味の出るカッパー仕上げだ

「ジャンボさんのウェッジは当社の『スタジオウェッジM425』で、純国産の軟鉄鍛造でバックフェース部のCNCミルド加工と熟練工の研磨によって成型します。ターゲットをイメージしやすい顔つきとふところ具合、そして高機能なソール形状は、厳しい職人の目でハンドメイドで仕上げます。最大の特長は強いグースネックですね。

『M425』はFP値2mmという強いグースネックで、グースのメリットは、ラインが出しやすくてターゲットラインを強くイメージできること。ソールが先に接地しやすく日本の芝質に強いのもメリットですし、低く抑えた弾道を打つのが簡単になります。それに加えてフェースを開いても扱えるように工夫を施しています。

やや広いソール幅と大きめのバンス角ですが、抜けの良さとミスへの許容範囲を持たせるため、独自のソール形状を採用しています。ソールが機能すると打点が安定し、ボールの高さも揃いますし、食い付く打感でゆっくり重く飛ぶ弾道を打つことが出来ます。バックフェースをくり抜いたためサイズは大ぶり。キャビティ形状の効果もあって、プロモデルながら、意外にも非常にミスに強くなっています」(増田雄二)

キャリアの長い人は在りし日の感性が蘇る!?

ジャンボといえば、かねてから全てのショットで「低く長く真っすぐなインパクトゾーン」が信条。このウェッジの顔も、構えるだけでどう打つべきなのか直感的に理解できる。ボールは右足の前、右手を甲側に手首を折った強く球を押せる状態のまま、しっかり球を押してラインを出せるイメージが伝わってこないだろうか。

豪快な飛ばしだけでなく、全盛期のアプローチの低止め……。PS(ピッチングサンド)を開発するなど、ショートゲームにも卓越していなければ、100勝以上など到達不可能。ゴルフの全てに探究心を持つ男の究極の結論がこの顔なのである。

「ターゲットに対してしっかりラインを出して打ってくれ」

構えると、この顔からそうプレーヤーに訴えかけてくるように感じるのは気のせいだろうか。かつて一世を風靡した丸型グースサンドは時を重ねてもまったく色あせない。筆者には、90年代の在りし日のいいフィーリングが蘇ってくる。

Text/Mikiro Nagaoka

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