筒　「この試合が始める前にガラスのグリーンを制するのは、ノンインサートブレードが濃厚と予想しましたが、外れてしまいましたね…。リード選手の使用パターはオデッセイ『ホワイトホットプロ＃３』でした。2013年モデルのショートスラントブレードですね」

筆者　「くそ〜、見事に外してしまいました。ファウラーとかスピースが勝ってくれればなぁ〜。でも、リードは4日間とも、本当にデリケートなタッチが見事でしたね。ボールが『プロV1x』だということも効いていると思います」

筒　「え？PGAツアーのリーダーボード見ていても“Titleist”のマークが付いてなかったですけど、ボールはタイトリストなんですか？」

筆者　「はい。契約してないけど、使っているというパターンだと思いますよ。そう言えば、ブルックス・ケプカも『プロV1x』で全米オープンを勝ってましたよね？やっぱり契約外のプロが選ぶ道具って多少似る部分があるのかなぁ。リードの60°のウェッジは『SM5』でしょう？ケプカも去年は『SM5』を入れて勝ってましたよね…」

筒　「まぁ、ショートゲームでは鉄板ですから当然でしょ。それにしても、クラブ契約フリーでメジャー制覇がこう立て続けに続くと、今後はこういうプロが増えるかもしれませんね。日本の男子ツアーでも池田勇太プロと宮里優作プロが続いていますし…」

筆者　「でも、契約金がもらえないし、サポート面でのデメリットもあると思いますけどね…。向こうは日本よりも多分契約金とかもはるかに多いでしょう？」

筒　「わかりません。でも、ポール・ケーシーもナイキが撤退してからクラブ契約フリーの状態で戦って結果が出ていますし、やっぱり好きなクラブを使えるメリットは確実にあると思いますよ。特に、クラブの振り心地にシビアでデリケートな選手ほど、そっちの方が結果が出る気がしますね」

筆者　「確かに。今後もPGAツアーのバケモノたちの使用ギアを引き続きチェックしていきましょう！」


Text/Mikiro Nagaoka