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    ロマン派ゴルフ作家が探る、キャロウェイ『ローグスター』FWが❤女子プロキラー❤な理由

    貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家篠原嗣典が、独自の視点でゴルフギアの専門家たちに疑問をぶつけて解消するレポートをお届けします!今回は女子プロにモテモテのキャロウェイ『ローグスター』FWです。

    配信日時:2018年5月15日 08時38分

    • ギア

    『ローグスター』FWは、誰向けなのか?マーク金井氏の見解を求めた

    『ローグスター』FWについて、日本で一番信頼されていると言っても過言ではないクラブアナリストのマーク金井さんに電話をして聞いてみました。まずは、『ローグスター』FWの印象から。

    「ドライバーと同じように、FWでも慣性モーメントが大きくなって、ミスヒットに強くなった。もう一つ、球の打ち出しが高くて、上がりやすいFWという印象も強く感じたよ」

    『ローグスター』FWについて、マーク金井さんの印象は易しく仕上がっている、というものでしたが、「男子ツアー現場で実際にプロゴルファーの練習に密着しているからわかるのだけど、男子プロには易しすぎて合わないように見える」、とも付け加えてくれました。

    女子プロの間で、『ローグスター』FWが凄い勢いで使用者を増やしているのは、どうしてだと思うか? と聞いてみました。

    「女子プロのことはあまりわからないという前提で、自分なりの仮説をひねり出すとすると……、ミスヒットに強いというのが第一だろうなぁ。更に、女子の場合、プロとはいえFWが苦手な選手が多いから、単純に打ち易くて、推測だけれど、飛ぶんだろうね。低重心のFWは、一概にボールが上がるわけではないけど、『ローグスター』FWは総合的なバランスも良いのだと思う。それと、ターゲットとして考えているヘッドスピードが、女子プロと重なるのかもしれないなぁ」

    マーク金井さんの仮説には説得力があります。「一発の飛びに賭けるようなFWを女子プロは使わないが、やはり飛ぶことを無視はできないから、その辺りに秘密があるのかもしれない」、とも話してくれました。

    女子プロに『ローグスター』FWが受ける理由を聞いている内に、「このFWがパワーがなくとも、ボールを上げて、しっかりとした強弾道を打てる」とHS40m/sの僕が感じた印象と合致しました。パワーではなく、テクニックで勝負できるゴルファーにとって、『ローグスター』FWは高い慣性モーメントと低重心という特徴がフィットするようです。

    「直ドラみたいなFW。低スピンで飛びます」(GP藤川)

    ゴルフパートナー銀座ナイン店、店長の藤川清幸氏にいつものように直撃

    ゴルフパートナー銀座ナイン店、店長の藤川清幸氏にいつものように直撃

    『ローグスター』FWが女子プロになぜ受けるのか? という部分をもっと検証したくなりました。

    続いて、ゴルフギアの知識の深さと実際に売り場でゴルファーに接することで最新の市場動向も肌で知るゴルフパートナー・銀座ナイン店のカリスマ店長・藤川清幸さんに聞くと『ローグスター』FWの印象をこう話してくれました。

    「直ドラみたいなFWですと、お客様には説明しています。(ティアップせずに地面に置いたボールをドライバーで打つこと)2本柱の“JAILBREAK”テクノロジーは、重量を落としても、やはりフェース寄りの前重心になって、低スピンの弾道になりますからね」

    構造を考えれば、確かにその通りなのです。強弾道と感じた自分のイメージとも一致します。

    「お店でも『ローグスター』FWは相当売れています。一般のゴルファーは、キャリーで止めるフェアウェイウッドではなく、転がってトータールで飛ぶFWを無意識に求めているんです」

    藤川さんの分析はゴルファーの本音が市場に結果として出ることを教えてくれました。ゴルファーの本音というより、とにかく飛ばしたいという本能は使用するクラブに反映するものなのです。

    「女子プロに受けるのも、根っこの部分は同じだと考えられます。トーナメントを観に行っても、3Wでグリーンにキャリーで止められるプロはほんの一握りで、トッププロを含めた多くの女子プロは、花道から転がり上げてグリーンをとらえます。そういうボールが打ちやすくて、イメージもしやすいのが『ローグスター』FWですから」

    クラブ特性が女子プロの求める弾道にマッチしたことが、『ローグスター』FWが多くの女子プロのバッグに入っている理由だという説は説得力がありました。
    次ページ
    ⇒ロマン派的な『ローグスター』FWまとめ
    連載

    ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』

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