ロマン派「●●●美女はお好きですか?」タイトリスト『VG3』ドライバーのロフト別設計を味わう
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします! 独自の視点で専門家たちに疑問をぶつけて解消するレポートをお届けします! 今回はタイトリスト『VG3』ドライバーです。
配信日時:2018年5月29日 08時55分
目次 / index
『VG3』はロフト別でターゲット層が違う!?
ロマン派ゴルフ作家の篠原です。
コースにタイトリスト『VG3』ドライバーを持ち込んで、実際にラウンドしてみました。今回は特別で、まずは、ロフト10.5度(純正VG50のS)を打って、別の日にロフト9.5度(純正VG60のS)を打ちました。
2017年12月22日にタイトリストから『VG3』ドライバーは発売されました。日本市場向けの独自ブランドの『VG3』シリーズは、5代目になりました。発売から約半年が過ぎましたが、まだ、手にしたことがないゴルファーが多いと聞きました。
コースにタイトリスト『VG3』ドライバーを持ち込んで、実際にラウンドしてみました。今回は特別で、まずは、ロフト10.5度(純正VG50のS)を打って、別の日にロフト9.5度(純正VG60のS)を打ちました。
2017年12月22日にタイトリストから『VG3』ドライバーは発売されました。日本市場向けの独自ブランドの『VG3』シリーズは、5代目になりました。発売から約半年が過ぎましたが、まだ、手にしたことがないゴルファーが多いと聞きました。
クラウンにチーター柄のような穴をあけることで軽量化を成功させた「チータテクノロジー」との技術は、表面からは全く見えないものの、性能を期待させます。普段ロフト別にドライバーを試打しませんが、『VG3』ドライバーはロフト別ヘッド設計なので、同じ名前のクラブでありながら、ロフトだけでなくヘッドが違うと考えて、両方を打ちました。
『VG3 10.5度』ドライバーは、構えると違和感があるほど投影面積が大きいヘッドです。なんだか変な感じだなぁ…と思いつつ、一発目から驚愕しました。弾道は高いのに美しいのです。いわゆる棒球の弾道は強さを感じますし、飛びますけど、伸びていくような美しさとは相反するモノがあります。
糸引くように余韻を残す美しい弾道は気分が良くなりますが、現実的にはスピン量は多く、飛距離は劣ります。でも、『VG3 10.5度』ドライバーは未経験の世界を見せてくれました。
美しい弾道で、悪く書くと吹き上がっているように見えるのに、飛距離が出ているのです。過去1年で試打したドライバーでトップ争いをするぐらいの飛距離性能でした。それにプラスして、直進性能も見事。(40m/sの貧打で、最高240ヤードを少し越えました)違和感はなくなり、ラウンド後には購入候補になりました。
『VG3 10.5度』ドライバーは、構えると違和感があるほど投影面積が大きいヘッドです。なんだか変な感じだなぁ…と思いつつ、一発目から驚愕しました。弾道は高いのに美しいのです。いわゆる棒球の弾道は強さを感じますし、飛びますけど、伸びていくような美しさとは相反するモノがあります。
糸引くように余韻を残す美しい弾道は気分が良くなりますが、現実的にはスピン量は多く、飛距離は劣ります。でも、『VG3 10.5度』ドライバーは未経験の世界を見せてくれました。
美しい弾道で、悪く書くと吹き上がっているように見えるのに、飛距離が出ているのです。過去1年で試打したドライバーでトップ争いをするぐらいの飛距離性能でした。それにプラスして、直進性能も見事。(40m/sの貧打で、最高240ヤードを少し越えました)違和感はなくなり、ラウンド後には購入候補になりました。
9.5度は棒球系で、飛距離性能はトップ級
これは、9.5度はもっと凄いのかもしれない、と期待をしました。『VG3 9.5度』ドライバーは、まず見た目が別物です。大型のヘッドでありながら、締まって見えます。丸型のヘッドは上級者好みのお手本のような感じです。
弾道は、9.5度としては高めの弾道で、いわゆる棒球系です。飛距離性能はトップクラスです。少しボールをとらえる動きをするところは、10.5度と最も違いがある特徴でした。もしかすると、もう少しヘッドスピードが速くなければ機能を発揮しないのかもしれません。ボールを曲げたりする操作性はピカイチです。気持ち良く、右左に打ち分けられます。そこに癖がないところは流石だと感じました。
『VG3 10.5度』ドライバーと『VG3 9.5度』ドライバーは、全く別のドライバーのように感じました。歴代の『VG3シリーズ』で、5代目ドライバーは最高傑作だという人がいます。僕もそう思いました。しかし、実質的に別のヘッドなのです。購入を考えているゴルファーは、なにも知らずに雰囲気だけで選んでしまうのは危険です。
今回は、ロフト別設計の『VG3 ドライバー』の選び方をテーマに掘り下げることにします。
弾道は、9.5度としては高めの弾道で、いわゆる棒球系です。飛距離性能はトップクラスです。少しボールをとらえる動きをするところは、10.5度と最も違いがある特徴でした。もしかすると、もう少しヘッドスピードが速くなければ機能を発揮しないのかもしれません。ボールを曲げたりする操作性はピカイチです。気持ち良く、右左に打ち分けられます。そこに癖がないところは流石だと感じました。
『VG3 10.5度』ドライバーと『VG3 9.5度』ドライバーは、全く別のドライバーのように感じました。歴代の『VG3シリーズ』で、5代目ドライバーは最高傑作だという人がいます。僕もそう思いました。しかし、実質的に別のヘッドなのです。購入を考えているゴルファーは、なにも知らずに雰囲気だけで選んでしまうのは危険です。
今回は、ロフト別設計の『VG3 ドライバー』の選び方をテーマに掘り下げることにします。
次ページ
⇒いつものように識者を直撃!ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』