ロマン派が斬る! PING『G400MAX』ドライバーの評価が真っ二つなのはなぜ?
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします! 独自の視点で専門家たちに疑問をぶつけて解消するレポートをお届けします! 今回はピンゴルフ『G400MAX』ドライバーです。
配信日時:2018年6月7日 10時42分
マーク金井 「アンチチーピンドライバーとして使え!」
『G400MAX』について 日本で一番信頼されていると言っても過言ではないクラブアナリストのマーク金井さんに聞いてみました。まずは、『G400MAX』の印象です。
「デカイ! とにかくデカイドライバー。『G400』シリーズの445ccから15ccアップどころか30ccアップしている感じに見える。重心距離が同様のドライバーの中ではトップクラスに長いのも特徴だね。それと、あまりやさしくはないところも特徴と言えるかなぁ」
マーク金井さんは『G400MAX』を絶賛すると予想していましたが、むしろ、「完成度という意味では先行した『G400』シリーズのほうが高いような気がしている」という話もしてくれました。
ずばり、評価が分かれている理由を聞いてみました。
「慣性モーメントも最大級なので、やさしいと思って飛びついたゴルファーが、ボールが右にしか行かないと投げ出す例があると思う。スライサーは使えないと感じるほどの極端なスペックが『G400MAX』ドライバーなんだよね。最大の魅力をワードにするなら、アンチチーピンドライバー、だな。絶対にチーピンは出ないという特徴を使いこなせば、『G400MAX』の最高というのも理解できる」
マーク金井さんは、「『G400』シリーズが合わない人のために『G400MAX』があると考えれば、評価がわかれるのは正しい現象で、ただ大きいからやさしいはずだと手を出すような誤解が多々あるから複雑になっているだけ」と、シンプルにまとめてくれました。予想とかなり違ったので、僕も誤解をしていた一人かもしれません。
「デカイ! とにかくデカイドライバー。『G400』シリーズの445ccから15ccアップどころか30ccアップしている感じに見える。重心距離が同様のドライバーの中ではトップクラスに長いのも特徴だね。それと、あまりやさしくはないところも特徴と言えるかなぁ」
マーク金井さんは『G400MAX』を絶賛すると予想していましたが、むしろ、「完成度という意味では先行した『G400』シリーズのほうが高いような気がしている」という話もしてくれました。
ずばり、評価が分かれている理由を聞いてみました。
「慣性モーメントも最大級なので、やさしいと思って飛びついたゴルファーが、ボールが右にしか行かないと投げ出す例があると思う。スライサーは使えないと感じるほどの極端なスペックが『G400MAX』ドライバーなんだよね。最大の魅力をワードにするなら、アンチチーピンドライバー、だな。絶対にチーピンは出ないという特徴を使いこなせば、『G400MAX』の最高というのも理解できる」
マーク金井さんは、「『G400』シリーズが合わない人のために『G400MAX』があると考えれば、評価がわかれるのは正しい現象で、ただ大きいからやさしいはずだと手を出すような誤解が多々あるから複雑になっているだけ」と、シンプルにまとめてくれました。予想とかなり違ったので、僕も誤解をしていた一人かもしれません。
GP藤川 「MAXの文字の魔力に取り憑かれるのも悪くない」
続いて、『G400MAX』について、ゴルフギアの知識の深さと実際に売り場でゴルファーに接することで最新の市場動向も肌で知っているゴルフパートナー・銀座ナイン店のカリスマ店長・藤川清幸さんに聞いてみました。まずは、『G400MAX』の印象です。
「『G400』シリーズの3種類が、新しいドライバーはこうなっていく、みたいな提案を感じさせて凄く良かったんです。それからすると、少し厳しいですけど、『G400MAX』は今までのPINGのドライバーの後継機種という感じです。でも、それはマイナスではなく、今までのPINGのドライバーが好きだった人には歓迎すべきことなんです」
藤川さんも『G400』シリーズを推してきましたが、実際の売り場の実感としては、『G400MAX』のほうが売れていて、評判も良いとのこと。続いて、『G400MAX』の評価が2分していることについて聞いてみました。
「MAXという文字は最大にやさしく感じます。『G400MAX』は名前が一般的なゴルファーに何でもOKみたいな印象を与えるんですよ。現物を見れば、巨大なヘッドで更にそう思うわけです。先行していた『G400』シリーズはプロ用、『G400MAX』はアマチュア用みたいに思ってしまう。それでいて、打ってみると、案外ちゃんと打てないとダメなんです。そういうところが評価が分かれる原因なんだと思います」
より分かりやすくなりました。藤川さんの分析はいつもすっきりと明快です。ちなみに、藤川さんも『G400』シリーズ推しということでした。
「『G400』シリーズの3種類が、新しいドライバーはこうなっていく、みたいな提案を感じさせて凄く良かったんです。それからすると、少し厳しいですけど、『G400MAX』は今までのPINGのドライバーの後継機種という感じです。でも、それはマイナスではなく、今までのPINGのドライバーが好きだった人には歓迎すべきことなんです」
藤川さんも『G400』シリーズを推してきましたが、実際の売り場の実感としては、『G400MAX』のほうが売れていて、評判も良いとのこと。続いて、『G400MAX』の評価が2分していることについて聞いてみました。
「MAXという文字は最大にやさしく感じます。『G400MAX』は名前が一般的なゴルファーに何でもOKみたいな印象を与えるんですよ。現物を見れば、巨大なヘッドで更にそう思うわけです。先行していた『G400』シリーズはプロ用、『G400MAX』はアマチュア用みたいに思ってしまう。それでいて、打ってみると、案外ちゃんと打てないとダメなんです。そういうところが評価が分かれる原因なんだと思います」
より分かりやすくなりました。藤川さんの分析はいつもすっきりと明快です。ちなみに、藤川さんも『G400』シリーズ推しということでした。
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