ロマン派が斬る! PING『G400MAX』ドライバーの評価が真っ二つなのはなぜ?
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします! 独自の視点で専門家たちに疑問をぶつけて解消するレポートをお届けします! 今回はピンゴルフ『G400MAX』ドライバーです。
配信日時:2018年6月7日 10時42分
まとめ:『G400MAX』は、天使に見えて融通の利かない“四女”
今回、『G400MAX』ドライバーの評価が真っ二つに分かれている理由を探りました。
僕のように『G400MAX』が『G400』シリーズで最強だと感じる人は、スライスに悩んでいない代わりにチーピンが怖いと感じている傾向があると分かりました。『G400MAX』は最大級にやさしいイメージを持たれますが、むしろ、使い手を選ぶことも浮き彫りに。その辺りを無視して、イメージ先行で安易に手にすれば、戸惑うのは当たり前ということなのでしょう。
『G400MAX』が、仮に『G500』とか別の名称だったら、と考えてしまいました。「MAX」という名称と優秀な姉妹モデルが先行して市場に出ていたことが、『G400MAX』の評価がハッキリと分かれる要因になっていると思ったからです。
完璧だと評判の美人三姉妹がいたとします。スタイル抜群のハイスペックで、Sっぽい上から目線の長女、性格的にはノーマルな次女、甘え上手なMっぽい三女。そのエリアの男子たちは自分に合うと感じた三姉妹のうちの一人の虜になってしまうわけで、それはもう大騒ぎとなります。
しばらくして、実は、彼女たちは四姉妹で、四女は三姉妹とそっくりなのに、更にハイスペックで、自我を通さず相手に合わせてくれる天使みたいな性格だと噂が出たら…… 男子たちが一気に四女に殺到するのは世の常です。しかし、噂は噂に過ぎず、天使のような容姿とは裏腹に頑固で融通が利かない性格だったので、男子たちは戸惑いながら玉砕していきました、というお話のようです。
僕のように『G400MAX』が『G400』シリーズで最強だと感じる人は、スライスに悩んでいない代わりにチーピンが怖いと感じている傾向があると分かりました。『G400MAX』は最大級にやさしいイメージを持たれますが、むしろ、使い手を選ぶことも浮き彫りに。その辺りを無視して、イメージ先行で安易に手にすれば、戸惑うのは当たり前ということなのでしょう。
『G400MAX』が、仮に『G500』とか別の名称だったら、と考えてしまいました。「MAX」という名称と優秀な姉妹モデルが先行して市場に出ていたことが、『G400MAX』の評価がハッキリと分かれる要因になっていると思ったからです。
完璧だと評判の美人三姉妹がいたとします。スタイル抜群のハイスペックで、Sっぽい上から目線の長女、性格的にはノーマルな次女、甘え上手なMっぽい三女。そのエリアの男子たちは自分に合うと感じた三姉妹のうちの一人の虜になってしまうわけで、それはもう大騒ぎとなります。
しばらくして、実は、彼女たちは四姉妹で、四女は三姉妹とそっくりなのに、更にハイスペックで、自我を通さず相手に合わせてくれる天使みたいな性格だと噂が出たら…… 男子たちが一気に四女に殺到するのは世の常です。しかし、噂は噂に過ぎず、天使のような容姿とは裏腹に頑固で融通が利かない性格だったので、男子たちは戸惑いながら玉砕していきました、というお話のようです。
『G400MAX』は何ら悪くないのです。ちょっとした運命のイタズラみたいなものです。とはいえ、冷静に考えてみれば今回の考察を通して、『G400MAX』の良さも浮き彫りになりましたし、『G400』シリーズが合うタイプも確認できました。
PINGは460ccのドライバーを最初に発売したメーカーです。新興ゴルフメーカーと言われたのは今や昔。現在ではゴルフ業界を代表するメーカーの一つです。その特徴は、常にゴルファーのために挑戦し続けるという姿勢です。『G400MAX』は伝統の460ccヘッドのメリットに集中した機能を搭載させたドライバーなのです。
『G400MAX』は、単純にやさしいとか、アマチュア向けではなく、もっとゴルファーの詳細なスペックに合っているかを確認して使うことで、その性能をフルに発揮します。僕は四女… いや、『G400MAX』とお付き合いしようかなぁ、と真面目に考えています。
(著者紹介)篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員
PINGは460ccのドライバーを最初に発売したメーカーです。新興ゴルフメーカーと言われたのは今や昔。現在ではゴルフ業界を代表するメーカーの一つです。その特徴は、常にゴルファーのために挑戦し続けるという姿勢です。『G400MAX』は伝統の460ccヘッドのメリットに集中した機能を搭載させたドライバーなのです。
『G400MAX』は、単純にやさしいとか、アマチュア向けではなく、もっとゴルファーの詳細なスペックに合っているかを確認して使うことで、その性能をフルに発揮します。僕は四女… いや、『G400MAX』とお付き合いしようかなぁ、と真面目に考えています。
(著者紹介)篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員
連載
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』