オデッセイのトゥアップパターがいよいよ発売。その特徴とは?
text by kazuhiro koyama
配信日時:2016年4月27日 04時09分
トゥアップパターの特徴とは?
しかし、今回発売されたパターは、そうしたパターフィッティングの常識から外れている。「フェースバランス」のパターをトゥの向きが90度と表現するなら、『トゥアップ』の場合は180度だ。これをオデッセイでは、「ストロークバランス」と呼んでいるようだ。このコラムでは、「バーティカルバランス」と呼ぶことにしよう。シャフトの延長線上よりもヒール側にヘッドの重心があると、こうした特性になる。
一般的なパターが、バックスイングでフェースが開くように動きやすくなるのに対して、この「バーティカルバランス」では、フェース面がストローク中にずっとターゲット方向を向くように動く。それはゴルファーの感覚だと、少しフェースが閉じるような動きなのだが、結果的にフェース面がスクエアに保たれやすくなり、方向性が良くなるというのが「バーティカルバランス」の効果だ。
ショートパットを成功させる上で、もっとも重要なのはフェースの向きになる。ストロークが多少ずれていても、フェースがカップを向いてさえいれば、カップインする可能性は高い。2m先のカップに入れるには、フェース面の誤差が1.5度以内でなければならないので、許される誤差は小さいのだ。
一般的なパターなら、フェースをスクエアにするのは使っている人の技量が問われる。「バーティカルバランス」であれば、構造上、フェース向きがスクエアに保たれやすいので、方向性の向上、特にショートパットで効果が期待できるだろう。
一般的なパターが、バックスイングでフェースが開くように動きやすくなるのに対して、この「バーティカルバランス」では、フェース面がストローク中にずっとターゲット方向を向くように動く。それはゴルファーの感覚だと、少しフェースが閉じるような動きなのだが、結果的にフェース面がスクエアに保たれやすくなり、方向性が良くなるというのが「バーティカルバランス」の効果だ。
ショートパットを成功させる上で、もっとも重要なのはフェースの向きになる。ストロークが多少ずれていても、フェースがカップを向いてさえいれば、カップインする可能性は高い。2m先のカップに入れるには、フェース面の誤差が1.5度以内でなければならないので、許される誤差は小さいのだ。
一般的なパターなら、フェースをスクエアにするのは使っている人の技量が問われる。「バーティカルバランス」であれば、構造上、フェース向きがスクエアに保たれやすいので、方向性の向上、特にショートパットで効果が期待できるだろう。