ツアーを席巻中!! 『M2 フェアウェイウッド』の実力とは?
text by kazuhiro koyama
配信日時:2016年5月12日 01時18分
『M2 フェアウェイウッド』の魅力は?
プロが早々に使用を決めている『M2 フェアウェイウッド』の魅力はどこにあるのだろうか? プロのコメントでは、「とにかく飛ぶ」という声が多いようだ。打ち出しが高く、低スピンの放物線弾道で飛距離が出ているという。プロは、スピン量が多く、吹け上がるボールを嫌う傾向がある。
かつて、『RBZ』が人気になった理由も、重心を浅くした低スピン設計だった。吹け上がり気味だったプロなら、クラブを変えるだけで10ヤード以上の飛距離アップをもたらしたという。
初代『RBZ』は、ヘッドが大きく、フェース厚が厚めのフェアウェイウッドだった。ティーショットには都合が良かったが、地面の上から打ったり、傾斜やラフなど様々なライで使うには、やや使いにくい側面があった。その後、そのあたりの改良が加えられ、同社の前作フェアウェイウッド、『エアロバーナー』では、ヘッドが小ぶりになり、『RBZ』の丸顔から、後方がスリムになった面長形状になっている。
かつて、『RBZ』が人気になった理由も、重心を浅くした低スピン設計だった。吹け上がり気味だったプロなら、クラブを変えるだけで10ヤード以上の飛距離アップをもたらしたという。
初代『RBZ』は、ヘッドが大きく、フェース厚が厚めのフェアウェイウッドだった。ティーショットには都合が良かったが、地面の上から打ったり、傾斜やラフなど様々なライで使うには、やや使いにくい側面があった。その後、そのあたりの改良が加えられ、同社の前作フェアウェイウッド、『エアロバーナー』では、ヘッドが小ぶりになり、『RBZ』の丸顔から、後方がスリムになった面長形状になっている。
『M2』は、スリムな面長形状で、ヘッド後方の高さが低い点などは『エアロバーナー』に似ているが、クラウン部がカーボン素材になったためか、より低重心で、ボールが上がりやすくなっているところが大きな違いと言えるだろう。打ち出し角が高く、フライヤーかと見紛うような低スピンの高弾道で飛ばせるのは、『M2』ドライバーにも共通する特徴だ。低重心とシャローなフェース厚で、下目に当たってもしっかりと高さが出せるので、地面からでも距離が稼ぎやすいだろう。
契約外のプロが使うというのは、プロの要求を満たす優れた点があるという何よりの証明だ。いまだにスプーンを決めきれていないようにも見える松山英樹が、試合で試す可能性も高いと思うがどうだろうか。
以前ほど重心を浅くしていない分、ミスへの寛容性もあり、一般アマチュアも十分使えるクラブといえそうだ。ヘッドスピードが速くないゴルファーは、5番ウッドを使うと、高い弾道で飛距離が稼げるだろう。
契約外のプロが使うというのは、プロの要求を満たす優れた点があるという何よりの証明だ。いまだにスプーンを決めきれていないようにも見える松山英樹が、試合で試す可能性も高いと思うがどうだろうか。
以前ほど重心を浅くしていない分、ミスへの寛容性もあり、一般アマチュアも十分使えるクラブといえそうだ。ヘッドスピードが速くないゴルファーは、5番ウッドを使うと、高い弾道で飛距離が稼げるだろう。
コヤマカズヒロ / ゴルフコラムニスト
雑誌・WEB媒体にレッスンなどのゴルフ記事を執筆。 99年に大手ゴルフショップチェーンの立ち上げに参画。 ゴルフギアに関しては、性能面はもちろん製造・流通まで 幅広い知識のある異色のライター。 1974年 広島生まれ