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    ついに世界一のブルックス・ケプカ。タイトリスト→ナイキ→契約フリーが躍進の理由?

    「CJカップ」で4打差圧勝のブルックス・ケプカ。今年は怪我で4ヶ月の離脱がありながら、あっという間に世界ランク1位に上り詰めました…。躍進の理由を紐解きます!

    配信日時:2018年10月25日 05時12分

    • ギア
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    2017-18のPGAツアー最優秀選手にも選ばれ、勢いそのままに世界ランク1位に!(GettyImages)
    2017-18のPGAツアー最優秀選手にも選ばれ、勢いそのままに世界ランク1位に!(GettyImages)
    • 2015年末まではタイトリスト契約でした(Getty Images)
    • 2012年、欧米下部ツアーからキャリアをスタート(Getty Images)
    • 2016年からナイキと契約。ところが、夏には同社がクラブとボールビジネスから撤退…(Getty Images)
    • ミズノは、タイトリストから契約が外れることを見越して、契約を取りに行くつもりでケプカのために『JPX900ツアー』を開発していました…
    • プロ転向当初の2012年以来、ずーっと『白マナ』の系譜を替えていません!(Getty Images)
    • 2018年の飛ばし王・マキロイの影響なのか、タイガー、ガルシア、ローズ、ホフマン他が『テンセイCK Pro オレンジ』に…
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    PGAツアーのフル参戦は2014年からと、松山英樹と同じ

    2015年末まではタイトリスト契約でした(Getty Images)

    2015年末まではタイトリスト契約でした(Getty Images)

    PCM筒康博(以下、筒) 「長岡さん、ブルックス・ケプカがついに世界一に上り詰めましたね。やっぱり、飛ぶフェードを打てる人は強いなぁ〜と。直近で不幸な打球事故なんかもありましたが、2017−2018の最優秀選手にも選ばれましたし、一躍ゴルフ界の中心になってますよね

    筆者 「はい。今年の1月頭に左手首の怪我で4ヶ月以上も離脱、実質5月からのわずか5ヶ月半でここまで来ましたよ。何しろ全米オープンの連覇と全米プロのメジャー3勝…。CJカップで勝つまでは、PGAツアーの4勝のうち3勝がメジャーですからね…。ジョーダン・スピースも真っ青なメジャーコレクターです…

    PCM編集長 「舩越園子さんの記事を読んだんだけど、怪我を治すために馬専門のカイロプラクターのところに相談に行ったんだって? すごいよね、その発想も行動力も…
    2012年、欧米下部ツアーからキャリアをスタート(Getty Images)

    2012年、欧米下部ツアーからキャリアをスタート(Getty Images)

    筆者 「はい。行動力というか、プロとしてのキャリア自体が2012年夏の欧州の下部ツアーから始まってますからね。アメリカ出身なのに珍しい逆輸入パターンですよ。その後2013年には欧州下部ツアーで3勝して、2014年からPGAツアーにフル参戦し始めました。松山英樹と同じタイミングでPGAツアーに出始めた形ですね」

    筒 「PGAツアーの初優勝は、2015年のフェニックスオープンでしょ? その後、2016年は優勝がなくて、2017年の全米オープンが2勝目でした。何があったの!?って感じですよね。ほら、2016年のダンロップフェニックスで優勝して、当時はまだ謎のプレーヤーでしたけど、その後あれよあれよという間に世界一です。すごいサクセスストーリーですよね。やっぱり、2016年のナイキ撤退後がターニングポイントじゃないですか?

    2016年はタイトリスト→ナイキ→契約フリーと激動だった

    2016年からナイキと契約。ところが、夏には同社がクラブとボールビジネスから撤退…(Getty Images)

    2016年からナイキと契約。ところが、夏には同社がクラブとボールビジネスから撤退…(Getty Images)

    筆者 「はい。撤退後もそうなんですが、2016年に勝てなかった理由は、激動のシーズンだったからな気がします。だって、年初にそれまで契約していたタイトリストから、ナイキにガラッとクラブが全部変わりましたよね。それで、わずか数ヶ月後の夏にナイキが撤退の発表でしょう? 本人からすりゃ、えーーーっ!って感じだったと思うんですよね…」

    P編 「いやいや、あの寡黙で冷静沈着そうなケプカ選手が、そんな軽い感じでえーーーーっ!なんて言わないと思うよ。君みたいに精神年齢が低くないだろうし。それに、まだ28歳だけど、見た目にも38歳くらいの落ち着きぶりに見えるもん」

    筆者 「………。(ボクをディスる必要ある?それに、ケプカが老けてると言いたいの!?)」

    P編 「まぁでも、それまでのタイトリスト『915D2』から、ナイキヴェイパーフライプロ』になって、最終的に2016年の終盤はテーラーメイド『初代M2』でダンロップフェニックスで勝ったわけじゃない。ナイキの撤退後がターニングポイントだったという筒さんの指摘はもっともだろう
    ミズノは、タイトリストから契約が外れることを見越して、契約を取りに行くつもりでケプカのために『JPX900ツアー』を開発していました…

    ミズノは、タイトリストから契約が外れることを見越して、契約を取りに行くつもりでケプカのために『JPX900ツアー』を開発していました…

    筆者 「はい。2016年の秋以降から、これまでずっとクラブ契約フリーの立場を貫いてますし、ドライバーだけじゃなく、ミズノJPX900ツアー』アイアンとの出会いも大きいと思います。なにしろ、ミズノタイトリストから契約が外れることを見越して、ケプカのために極秘開発していたのがこのモデルということですし…

    筒 「そう、だから明らかにナイキ撤退後がターニングポイントだと言ったでしょ?」

    筆者 「んまぁ……。(そんなに鼻の穴ふくらまさなくても…)でも、躍進の理由は、新しいヘッドとの出会いだけじゃないと思うんですけど? 変わらない、変えないことの強さも感じますけど……

    筒&P編 「なんだよ? むりやり逆張りしなくていいってば!(天の邪鬼め…)」
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    ⇒筆者が思う、ケプカの強みは“不変力”

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