3月14日に刷新を迎える、スコッティ・キャメロンの新シリーズ『スタジオスタイル』。ブレード型の定番モデルはこれまで『ニューポート2』が長く中・上級者に愛されてきたが、今作『スタジオスタイル』と前作『スーパーセレクト』では、微妙にプロファイルを変えたという。
『スーパーセレクト ニューポート2』を使用中の人はお分かりの通り、画像右が前作で、左が新作『スタジオスタイル ニューポート2』になる。パッと見でトップブレードが分厚くなり、トウとヒールのウェイト配分もより50:50に近くなったようにも見え、平たく言えば新作の方がやさしく、前作の方がシャープな印象を受ける。
変更理由は、もちろんツアーフィードバックから来たもので、JGTOツアー担当の澤岩男氏によれば「今までの『ニューポート2』は、タイガーが好むようなシャキーンと削り込んだシャープな感じだったのですが、最近の選手たちのフィードバックから、少しやさしく感じられる顔つきに変更しています」とのこと。
ただ、前作も今作も少し幅広の選択肢として『ニューポート プラス』や『ニューポート2プラス』も用意されている。そのため「角張ったシャープな『ニューポート2』をやさしく見せる必要があるのか?」と 疑問に思う人もいるかもしれない。
が、今作はフェース素材がカーボンスチール(SCS)に変わり、形も特殊なチェーンリンクフェースミーリングでソフトな打感に変わっている。従来のシャープかつソリッドな『ニューポート2』がエースの人でも、視覚・打感の両面で「やさしいもう1本が必要」と感じるだろうか。