あなただけのこだわりの1本を! グラインドオーダー会を知っていますか?
9月15日に発売された『Mizuno Pro』シリーズが好調な売れ行きのミズノ。アイアンの評価の高さはすべてのゴルファーが知るところだが、そのアイアンやウェッジに自分のこだわりの削りを入れられる同社の「グラインドオーダー会」をご存知だろうか?
配信日時:2023年9月25日 07時38分
これまでは“知る人ぞ知る”イベントだったが、ミズノは22日にメディア向けのグラインドオーダー体験会を同社の養老工場(岐阜県)にて開催。改めてその概要とクラフトマンの実演が公開された。
グラインドオーダー会はグラインダーが搭載された、普段は国内女子ツアーの会場を転戦しているワークカーで全国を行脚しながら開催される。希望者はまず、ワークカーが訪れる前日までに店舗でフィッティングを行い、削りを入れるアイアンかウェッジの詳細を決めるところからスタート。開催予定の店舗にはあらかじめ削りを入れたサンプルが数種類陳列されており、それを参考にしながら削りを入れる場所を決めることができる。
そしてワークカーが店舗に来て、その中で担当のクラフトマン・佐竹政寛氏に詳細を伝え、その場でアイアンならば7番を確認しながら要望の通りに削っていく。最初に粗く削り、その後段々とその人の要望に合わせて細かく削っていくことになる。
体験会では7番アイアンのトップブレードを薄く削る実演が行われたが、火花を散らせながらアイアンヘッドが形を徐々に変えていく様はゴルフ好き、特にギア好きならば必見だろう。職人の手により、わずか数分ですっきりとしたさらにシャープな顔に変わったアイアンには驚かされた。自分のアイアンが匠の手により、さらに自分の理想とする自分だけの1本に仕上がるのはこだわりのあるゴルファーにはたまらないだろう。
佐竹氏によれば、「アイアンのトップブレードを薄くするのが、一番ご要望が多いですね。リーディングエッジからトレーディングエッジに丸みをつけ振りぬけ抜けを向上させるご要望も多いです」とのこと。そのほかにもセミグースにしたり、トウの丸みを変更させたり、などの多種多様な変更に対応が可能。
佐竹氏は1989年にミズノに入社した研磨のスぺシャリスト、グラインドオーダー会で受注したクラブはミズノが誇るこの匠の手によってすべて削りだされる。アイアンセットの場合は7番のみその場で削り、それ以外の番手は養老工場で後日、佐竹氏が削ることになる。研磨の途中で工場からヘッドを送ってもらい途中確認もできるので、手元に届くには2~3か月かかることになるが、待つだけの価値が間違いなくありそうだ。
ミズノのプロが享受している、匠の技による調整が一般ゴルファーも受けられるとは本当に驚き。クラブにとことんこだわりたい人はもちろん、「クラフトマンがイメージを形にするお手伝いをさせていただきますので、幅広いレベルの方にご参加いただきたい」(ミズノマーケティング課・村上耕一課長)とミズノは間口を広げて参加者を待っている。
↓グラインドオーダー会は予約制で会場や費用などは下記の公式サイトを参照。
https://jpn.mizuno.com/golf/grind_order