シン貧打爆裂レポート『TOUR B X ボール』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2024年2月8日 08時00分
ロマン派ゴルフ作家語る
『TOUR B X ボール』は、ぬめり感がより強くなった、というのが第一印象でした。触ると指にくっつくような感触がありました。
正直に書くと、『TOUR B X ボール』は、前の前のモデルのほうが個人的には相性が良くて、前モデルは少しですが、狙い通りにならない不満がありました。
新しい『TOUR B X ボール』では、それがきれいに解消されました。
ショートアイアンとアプローチで、打ち出しが少し低くなったのです。これで上がり過ぎて、少しショートすることがなくなります。
総合的には、打感がより繊細になりました。やわらかく、それでいて、芯感と重さは手に敏感に伝わります。この感触は他のボールでは味わえません。
ドライバー、フェアウェイウッドについては、棒球になったケースで飛距離が伸びました。5ヤードぐらいの差ですが、これは極限の飛距離争いの中では、かなり大きい数字だと思われます。
アイアンにかんしては、弾道が少し高くなって、スピンが増えました。
前ボールは、その場に止まろうとする感じでしたが、戻ろうとする意思を感じさせます。これは、ゴルファーによって好みがあると思いますが、僕は好きです。
まとめると、新しい『TOUR B X ボール』は、少し飛ぶようになって、貪欲なスピンがかかるようになったボールということになります。
試打撮影をしたラウンド以外でも、3ラウンドほど新しい『TOUR B X ボール』をテストしました。
個人的に最高に気に入ったのは、ショートゲームの打音と感触です。打音は、薄いガラスに当てたような繊細な硬質音が良いです。前モデルはやや抑えめだったのに、復活したように感じました。感触もただやわらかいのではなく、しっかり感と芯感の敏感さに拍手です。
そして、コスパが良いと思いました。
歴代の『TOUR B X ボール』よりも耐久性がアップしました。傷に強いです。通常の使用であれば、神経質なゴルファーでもラウンドを1個で楽勝にプレーできます。僕のようにあまり表面を気にしないタイプであれば、数ラウンドはプレーできそうです。
『TOUR B X ボール』は、ツアーボールの性能を使いたいゴルファーにオススメします。
僕のようにパワーヒッターではないタイプでも、十分に使うことが可能です。
ちなみに、新しい『TOUR B X ボール』を再びエースボールにすることが、ほぼ決定しました。
試打アイテムスペック
『TOUR B X ボール』
構造 3ピース
コア ハイドロ LS コア
ミッド 新ハイスピード・インナーカバー
カバー 新リアクティブiQ・ウレタンカバー
ディンプル シームレス330デュアルディンプル
カラー ホワイト (他に、イエロー、パールホワイト、コーポレートもあり)
【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』