マックス・ホーマが欧州初V。前戦から『T150』の3Iを7Wと入れ替え【WITB】
欧州男子ツアー「ネッドバンク・ゴルフチャレンジ」のツアーレポート。
配信日時:2023年11月13日 09時18分
<ネッドバンク・ゴルフチャレンジ 最終日◇12日◇ゲーリー・プレーヤーCC(南アフリカ)◇7819ヤード・パー72>
今季のDPワールド(欧州)ツアーは残り2戦。南アフリカで開催されているポイントランキング60位以内と招待選手によるエリート大会は、トータル13アンダー・単独トップで最終日をスタートしたマックス・ホーマ(米国)が、トータル19アンダーまで伸ばして逃げ切り、欧州ツアー初優勝を挙げた。
ホーマと契約する米国アクシネット社がツアーレポートを公開し、勝利を祝福すると共に、クラブセッティングやギア変更の詳細について明かす。前戦の「ライダーカップ」から、ホーマは7Wと3Iを入れ替えていた。
「ホーマの毎週のセットアップには通常『TSR2』(21.0)フェアウェイが含まれ、これは彼の3Wと『T100S』の4Iの間に位置します。今年のライダーカップに先立ち、ホーマは7Wの代わりを求め、ティショット用にアイアン形状で信頼できる選択肢を探し始めました。マルコ・シモーネでホーマのバッグに入ったのは、『T150』の3Iでした。そして今週ライダーカップ以来の出場だったホーマは、『T150』の3Iを入れたままでした。最終日にホーマは9番パー5で240ヤードのラフからこのアイアンを使い、『プロV1』がホールから19フィート(約1.5m)の地点に止まったのを見ました。彼はイーグルパットを決め、アウトを「31」でホールアウトしました」(同社広報)
また、同社はホーマの意図やコメントもこう紹介する。
「(ライダーカップ会場の)マルコ・シモーネでは、ボールをストレートに打つ必要があることが分かっていたから、JJ(タイトリストのツアー担当)に色んなシャフトでたくさんの3Iを作ってもらったんだ。特にボールが走る午後のティショットで本当に役立ったよ。打ちやすかったし3Iはとても万能だと思う。今まであまり地面から打つことはなかったけど、お気に入りのショットの1つは、パー5のフェアウェイから3Iで、4Iか5Iと同じように飛んだんだ。そういう多用途性があることは本当に楽しかったね。つまり『T100』、『T150』シリーズは、ボクのバッグに入れておくと大きな利点になると感じている」(ホーマ)
既報の通り、米国で限定発売された『ウェッジワークス60A』も、ホーマは今季途中から愛用しているという。➡➡➡ボーケイ ウェッジワークスの『A Grind』が米国でデビュー。どんな特徴がある?
「ホーマは『WedgeWorks 60A』ロブウェッジを含む4本のボーケイウェッジを使用して、プロ9勝目を獲得しました。『WedgeWorks 60A』はシャローな入れ方で、硬いコースコンディションでプレーするゴルファー向けに設計されたローバンスのロブウェッジです。4度のバンスと滑らかなアウトソールが特徴で、芝の上でより速いフィーリングを提供し、タイトなコンディションでボールの下を滑りやすくします。通常『60.04L』のホーマは、今夏の『全英オープン』でAグラインドを使用し、シーズンの残りでLグラインドに戻る前に、より硬いコンディションに適応するために使用していました」(同社広報)
【マックス・ホーマの優勝ギア】 ※全てタイトリスト
1W:TSR3(9.0°Tensei 1K Black 65TX)
3W:TSR2+(14.5°Ventus Red TR 8X)
3I:T150(KBS Tour 105g Prototype Graphite Hybrid X)
4I:T100S(KBS $-Taper 130X)
5I:T100(KBS $-Taper 130X)
6I~9I:620MB(KBS $-Taper 130X)
46°:Vokey Design SM9(46.10F/KBS $-Taper 130X)
50,52°:Vokey Design SM9(50.12F, 56.14F/KBS Hi-Rev 2.0 Wedge Heavy Tip 135X)
60°:Vokey WedgeWorks(60A/KBS Hi-Rev 2.0 Wedge Heavy Tip 120 Proto)
PT:Scotty Cameron Phantom X 5.5 tour prototype
BALL:Pro V1