スコッティ・キャメロンは、なぜ『GOLO』を再登板させた?昔のモノとどう違う?
マレット型の名器“GOLO”が、今作『スーパーセレクト』で復活!
配信日時:2023年5月26日 02時07分
アクシネットジャパンインクから、本日26日(金)に発売を迎えるスコッティ・キャメロン『スーパーセレクト』シリーズのマレット型モデル(GOLO6/同6.5/ファストバック1.5/デルマー)に関するアナウンスがあった。「注目していただきたい機種はGOLO6とGOLO6.5になります」と同社広報は言う。
“GOLO”と言えば、ヘッド後方にいくにつれてフランジが低くなり、視界の中でヘッドが地面に馴染んでいくマレット型の同社の定番機種。同社には2018年まで『GOLO』シリーズがあったが、その後消え、今回の『スーパーセレクト』シリーズで再登場することとなった。なぜなのか?
「長年GOLOは毎週数名の選手が使用し、ツアーで根強いニーズがあります。スコッティは、これほど人気があってなくならないものならば『再び仲間に入れよう』と考えたよう。PGAツアーでもイム・ソンジェ、JT・ポストンらが今でもGOLOを使用しています。JGTOツアーやJLPGAツアーにも根強い愛好者がおります」(同)
たしかに、谷原秀人が長年『GOLO7』形状を使用しており、昨年賞金王になった比嘉一貴は『GOLO5』で3勝していた。また、直近でも先週の試合で大槻智春が『GOLO7』を使用するなど、昔から“マレット型の鉄板”と言っていい。ただ、歴代GOLOはサイズや形状が微妙に異なるが、今回の『GOLO6』は何が違うのか?
「これまで小さなサイズの『GOLO5』と、大きなサイズの『GOLO7』がありましたが、最近のツアーではより小さいものが求められており、『5』と『7』をベースに、ちょうど中間のサイズをスコッティはデザインしました。それが『GOLO6』で伝統的なルックスのミッドベントシャフトを装着、『GOLO 6.5』は小さなIビームジェットネックを装着し、『スーパーセレクト』シリーズで選べます」(同)
直近でも阿部裕樹が『GOLO6』、石坂友宏が『GOLO6.5』を使うなど、【構えやすい】とのフィードバックが多いそうで、秘密は若干ソール後方が上がる形にしたことにあるとか。写真では分かりづらいが、ソール後方が上がった形状になったことで、多くのプロから【座りが良くなった】との声が増えたという。また、新しいフェースミーリングもプロから好評だとか。
「今回の『スーパーセレクト』シリーズでは、サウンド・フィールのツアーフィードバックを取り入れ、新たな『デュアルミルド』フェースを採用しています。ディープミルドの打感の柔らかさと、最近のミッドミルドパターで高評価の安定性とボールの転がりの良さ、この2つのミーリングの良い点を組み合わせています。形状やサイズだけでなく、GOLO6とGOLO6.5は打感のフィードバックも非常に優れています」(同)