最新フェアウェイウッド23機種徹底比較! あなたにピッタリのモデルはどれ?
長いセカンドショットで飛距離を稼ぎながら正確にグリーンを捉えたい。そんなアマチュアの願いを叶えてくれるのが最新フェアウェイウッド。これまで苦手にしていたゴルファーでも使いこなせる高性能モデルが登場している。
配信日時:2024年5月31日 03時00分
長いセカンドショットで飛距離を稼ぎながら正確にグリーンを捉えたい。そんなアマチュアの願いを叶えてくれるのが最新フェアウェイウッド。これまで苦手にしていたゴルファーでも使いこなせる高性能モデルが登場している。
フェアウェイウッドを選ぶ際に重要なのがヘッドの重心深度。女子プロの青木瀬令奈は、飛ばしたい3Wには浅重心ヘッドの『スリクソン Z F85』を使用している。重心が前にあるため、前に飛ぶ力が強く、飛距離を稼ぐことができる。一方、5W~9Wでは硬いグリーンで弾道の高さで止めたいため、『ゼクシオ10』を採用している。重心深度が深く、重心角も大きいため、球がつかまりやすく、楽に打てるモデルを選んでいるのだ。
アマチュアは、自分がフェアウェイウッドに求めるものを見極めることが必要となる。飛距離を重視するならディープフェースで浅重心ヘッドを、球を高く上げてグリーンで止めたいならシャローフェースで深重心ヘッドを選ぶのが賢明だろう。
さらに、女子プロはティアップして打つドライバーよりも、芝から打つフェアウェイウッドではよりやさしいモデルを選ぶ傾向にある。女子プロでも傾斜地から打つことは難しい作業で、つかまって上がるモデルを選ぶことがスコアアップにつながる。
今回は最新モデル23機種を、ヘッドスピードと技術レベルを基に、ギアに詳しいプロゴルファー、伊丹大介による試打評価を参考に分類した。
浅重心で飛距離が出るモデルは、表の右上に位置するもの。これらのモデルは丸顔で重心距離が短いため、フェースコントロールがしやすく、球筋を打ち分けやすい。一方、重心深度が深く高さが出るモデルは、表の左下に位置するもの。これらのモデルは投影面積が大きくて重心距離が長いためフェースコントロールは難しいが、重心角が大きく勝手にフェースが返ってくれる。シャフトが長いフェアウェイウッドにありがちな振り遅れを防げる。
「最新フェアウェイウッドには、実戦で使えるモデルが多いです。アスリートモデルもアベレージモデルも、かつて隆盛したロースピンで飛びに特化したモデルは減少しています。ロースピンでアマチュアにはまったく球が上がらないというモデルは少なくなり、3Wでも地面から球を上げやすく、高さとスピンで適正な飛距離を出せるモデルが増えていますね」(伊丹)
表を参考にしながら、実際に店頭で試打して、自分にピッタリのフェアウェイウッドを選んでほしい。
【今回試打したFWリスト】
テーラーメイド Qi10 MAX FW
テーラーメイド Qi10 FW
テーラーメイド Qi10 ツアー FW
キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE MAX FW
キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE MAX D FW
キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE MAX FAST FW
キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE ♦♦♦ FW
ダンロップ ゼクシオ 13 FW
ダンロップ ゼクシオ エックス FW
ブリヂストンゴルフ B1 ST FW
ブリヂストンゴルフ B2 HT FW
ブリヂストンゴルフ B3 MAX FW
ヤマハ RMX VD FW
グローブライド オノフ フェアウェイ アームズ AKA
グローブライド オノフ フェアウェイ アームズ KURO
ミズノ ST-MAX 230 FW
ヨネックス EZONE GT FW
コブラ DARKSPEED X FW
コブラ DARKSPEED LS FW
マジェスティゴルフ マジェスティ プレステジオ 13 FW
本間ゴルフ BERES FW
つるや アクセル ゴールド プレミアム FW
プロギア スーパーエッグ FW
■試打・解説/伊丹大介
いたみ・だいすけ/1976年生まれ。2004年プロ入り。スイング理論に精通しクラブに対する造詣も深い。現在は日本ゴルフアカデミーを主宰し、ゴルフの普及に力を入れている。
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