米国テーラーメイドも、トラックマンの計測精度を増す『TRK-R』ボールを発表
ヘッドもボールも精密フィッティングを加速するテーラーメイド。
配信日時:2025年1月25日 00時58分
米国テーラーメイドが、新作ボールをアナウンス。「弊社初となるレーダー式弾道計測器対応のゴルフボール、TP5とTP5x TRK-Rの発売を発表しました。TRK-Rゴルフボールは、優れた精度とTP5とTP5xをPGAツアーで最もプレーされる5層ボールにしたのと同じ実証済みのテクノロジーとプレミアムな精度で、屋内のレーダー式の弾道計測器体験を新たなレベルに引き上げます」と、同社。
同作はインドアレンジ向けに設計されているが、USGAルール適合で、競技でもプレー可能とのこと。同社ボール開発のマイク・フォックス氏は「市場で最高の用具を設計しても、その性能が正確にわからなければ何の意味もありません。TRK-Rボールにより、ゴルファーやフィッターはテーラーメイドの用具の性能を正確に知ることができるようになりました」と話す。
トラックマンの精度を上げるインドアレンジ用ボールとしては、タイトリストも『Pro V1/V1x RCT』ボールを2023年から展開しているが、今作にはどんな特徴があるのだろうか。
「カバーの下に少量の液体銀を埋め込み、トラックマンなどのレーダー式の弾道計測器で拾える高反射波を発します。ほとんどのレーダー式で、フェースから離れたボールの完全なスピンを捉えることができないため、屋内でデータポイントを正確に測定することが困難ですが、非対称の無限パターンで印刷された液体銀が含まれているため、TRK-Rゴルフボールでは屋内でのデータ取得が非常に正確です」(同社広報)
同社は最新『Qi35』シリーズで、インドアに強いカメラ式の弾道計測器『GCクワッド』用にクラブパスなどフェースの動きを正確に取れるフィッティング用ヘッドも開発してフィッティングに役立てている。昨今、屋外に強い『トラックマン』と、インドアに強い『GCクワッド』の2台持ちの店舗も増えているため、レーダー式に合うボールとカメラ式に合うヘッドの用意で、よりフィッティング精度が高められるというわけだ。