ついに登場! 話題の“10K”ヘッドに軽量モデルが続々追加!! 振ればドンピシャの秘密とは?
高MOI(慣性モーメント)のヘッドは構造上、シャフトのしなりが大きくなりやすいし、スイングしていて重さを感じやすい。シャフトとグリップを軽くすることで振りやすさが一気に高まり、デメリットを払拭したのが最新『軽量モデル』なのだ。
配信日時:2024年7月30日 01時00分
高MOI(慣性モーメント)のヘッドは構造上、シャフトのしなりが大きくなりやすいし、スイングしていて重さを感じやすい。シャフトとグリップを軽くすることで振りやすさが一気に高まり、デメリットを払拭したのが最新『軽量モデル』なのだ。
かつて『軽量モデル』というと、パワーがない人向けのクラブというイメージが強かった。しかし、最新の高MOIヘッドを採用しつつ軽量化されたモデルをチェックしたギアコーチの筒康博は、クラブ全体のバランスを見直すことで、「振りやすさが劇的に高まっている」と分析する。
「一見するとボールが曲がらず最強に見える“高MOI”ヘッドですが、ヘッド自体の重量が重くなりやすいですし、重心深度が深いぶん、シャフトのしなり挙動も大きくなるといったデメリットが存在します。ゴルファーのパワーによっては振りにくさを感じる場合があるのです。一方で最新の『軽量モデル』は、シャフトとグリップを軽くして全体のバランスを調整することで、高MOIヘッドでも重く感じることなく、軽快に振り切れるようになっています。しかも、総重量に対するヘッドの重さの割合を増やすことで、軽量化してもインパクト効率の高さはむしろ高まっています。高MOIヘッドの曲がらなさを生かしつつ、振りやすさ、飛ばしやすさをプラスしたのが最新『軽量モデル』なのです」
ヘッドの特性を見極めるポイントは『ネックの高さ』。低いほど重心距離が長くなりやすく、オートマチックに飛ばすことができる。ドライバーでミスをとことん減らしたい人は低めを選ぶと良いだろう。
また、クラフトマンの石塚昌広は次のように語る。「一方で適度な弾道コントロール性が欲しい場合はネック高めが最適です。適度にフェース開閉を使えるので操作性が高くなっています。ぜひ『軽量モデル』を使って、ティショットを楽にしてください」。
振りやすさや性能バランスの良さがある『軽量モデル』は、多くのゴルファーにメリットがある。“新時代の標準モデル”といっても過言ではない仕上がりなので、ぜひ手に取って試してみてほしい。
■試打・筒 康博
つつ・やすひろ/過去の名器から最新クラブまで豊富過ぎる知識を持つ通称“ギアコーチ”。インドアゴルフレンジKz亀戸店でヘッドコーチとして、日々アマチュアの悩みに応えている。
■試打・石塚昌広
いしづか・まさひろ/インドアゴルフレンジKz亀戸店内にあるゴルフ工房「REAL SPEC GOLF」オーナー。鋭い感性とクラフト知識で最新ギアの性能を的確に分析する。
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