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    意味不明! 飛ばないボールなのに6番アイアンで300ヤード【世界一飛ばす破壊神、カイル・バークシャーの衝撃】

    コブラの開発にも携わる、世界一飛ばす男、カイル・バークシャーが来日!

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年2月1日 03時32分

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    これが世界一飛ばす“破壊神”バークシャーのインパクト!(撮影・山代厚男)
    これが世界一飛ばす“破壊神”バークシャーのインパクト!(撮影・山代厚男)
    • 今回打った45㌅と、それより遥かに長いドラコン用1Wほか、バークシャーが愛用する、クラブセッティング【画像】
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    31日、都内のインドア練習場にて、プーマジャパンが2024年のコブラ新製品発表&試打会を開催した。ゲストとして、契約するドラコン世界一を3度戴冠する、カイル・バークシャーが登場。バークシャー自身が21年から開発に携わった、『DARKSPEED』シリーズに関するPRを行った。世界一飛ばす“破壊神”、バークシャーから受けた“衝撃”。
     
    ■ウォーミングアップの6Iでゴルフゾン300ydオーバー
     
    会場のインドア施設のボールは、2ピースで耐久性に優れた、ソフトなレンジ球だ。本球と比べれば絶対的な初速から数%下がるが、そこは営業上仕方のないこととして、受け入れているバークシャーは気にせずアイアンでウォーミングアップしていく。6番アイアンで普通にフェードで置きに行って、「ゴルフゾン」に計時される数字がキャリー266yd、トータル289ydで記者の脳内がバグる。
     
    次の球は、同じ6Iでドローを打ったが、キャリー277yd、トータル300yd。これでも強振している様子ではなく、平然とするバークシャー。「普段はあまり打たないんだけど、試してみようか」と、『DARKSPEED』の3Wを直打ちすると、鋭い炸裂音から伸びる球はトータル354ヤードをマークした。みなが期待するのはドライバーだが、そこに至るまでには「ウォーミングアップが必ず必要」と、常人ならざる筋肉の出力から、体のケアを欠かさない。

    そこから、ついに「普段のラウンド用の45㌅を打とう」とすると、3重の業務用マットを急ぎ確認しに来た、コブラの関係者。6Iと3Wの数発で、既に表面のマットはボロボロで、2層目以降も破壊。ドライバーで最終層の3層目を突き破ってしまわないか、心配していたのだった。その低く伸びるライナーフェードは369yd、384ydをマークし、3発目にドローを打ったが、ゴルフゾン表示でキャリー392yd、トータル412ydをマークした。
     
    ■タイトリスト『プロV1レフトダッシュ』が最も飛ぶ!
     
    ちなみに、バークシャーはドライバーで数字を出す必要がある時だけ、「タイトリストの『レフトダッシュ』を頼む!」とコブラのスタッフに要望していた。潰れすぎるレンジ用ボールではロスが大きく、スピン量が増大するなどして数字が上がりづらい。
     
    それでも、レンジ球、ラウンド用の45㌅と制約がありながらも、ヘッドスピード65m/s、ボール初速95m/sをマークしていたが、愛用する『プロV1 レフトダッシュ』が最もロスなく飛ばせるボールだと言う。(ドラコン用の長い『DARKSPEED LS』は天井に当たるため、この日は封印)
     
    驚くのは、その飛距離だけでなく、打ち出されるボールの精度だろう。ドラコン選手にありがちな球を曲げるミスや意図しない球は皆無で、すべてバークシャーの狙い通りにベースはフェードでコントロールされている。これには、コブラのアンバサダーである進藤大典氏も仰天。「ただ飛ばすわけじゃなく、全部球が真っすぐ。精度が高いまま飛距離を出している」と、感嘆の声を漏らし続ける。
     
    8Iやウェッジも、必要に応じて「スピンを入れて止める球」などを自在にコントロール。それはさながらツアープロのようで、スイングのフレームが完成している上、単なる腕力自慢ではないゴルフスキルの高さを見せつける。大学時代は「D1という上位で競ってきたからね」とバークシャー。自ら他のドラコン選手と最も違う点がそこで「再現性だね。極度の緊張とプレッシャーがかかる状況でも、試合で練習と同じスイングを再現出来るのがボクの強みなんだ」と話す。
     
    ■ソニックブーム?衝撃派!? カメラマンの鼓膜が悲鳴
     
    ドライバーの412ydを確認し、記者は迫力のあるインパクト画像が欲しくなった。そのため、カメラマンに「カイルの正面に入って、ヘッドの近くから広角レンズで撮ってほしい」と要望。すると、コブラ関係者に緊張が走る。明らかに、事故を心配している様子だ。尻込みするカメラマンに、「このゴルフスキルの高さは、ツアープロと同じだから、まず大丈夫!」と送り出す。が、打球事故は当然なかったが、やはり破壊神は想定外を引き起こす。
     
    室内にて響き渡るバークシャーの打球音の大きさは、周囲で離れていても耳を劈く。が、カメラマンはその音源であるインパクトから数十センチまで近づいてしまった。聞いたことのない炸裂音に、一瞬、頭が真っ白になり、鼓膜に経験したことのない衝撃を感じたとか。「仕事柄、男子プロからドラコン選手まで、十数年いろんな選手のインパクトを同様に撮ってきたけど、鼓膜が一発でバカになったのは初めて。音波というか、衝撃波というか、ソニックブームというか、あまりに高速で動くクラブが出す衝撃波が凄い。恐怖しか感じない」(山代カメラマン)
     
    その後、イベントのウォーミングアップでバークシャーが48度のウェッジで165ydを披露したボールの打痕をカメラマンと確認して絶句。「半分以上潰されたこんな打痕のボール、見たことない!よく見ると、ディンプルも潰れてしまってる…」と驚くカメラマン。耳は時間が経つにつれ回復しホッと胸をなでおろしたが、さらなる衝撃が記者を襲う。(編集部M・K)

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