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大きいヘッドって実は難しい!? バンカーがカンタンに出るのは小さい&重いウェッジ!

大きいヘッドって実は難しい!? バンカーがカンタンに出るのは小さい&重いウェッジ!

プロが使うウェッジは、コンパクトなヘッドで重めのシャフトが装着されている。これだけ聞くと難しいクラブに感じられるが、実はアプローチ、特にバンカーを脱出する上で大きなメリットのあるスペックなのだ。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年8月28日 02時00分

大きめヘッドのウェッジはボールへの当てやすさがある一方で、フェース面積が大きくなるぶん、芝や砂の抵抗が大きくなる。抜けが悪くなって、バンカーから脱出するだけでも難しくなる
大きめヘッドのウェッジはボールへの当てやすさがある一方で、フェース面積が大きくなるぶん、芝や砂の抵抗が大きくなる。抜けが悪くなって、バンカーから脱出するだけでも難しくなる
ヘッドサイズの小さいウェッジは、フェース面積も小さくなる。ラフやバンカーから打つことを考えたときに、抵抗を小さくして抜けが良くなり、脱出しやすいし、コントロールも容易になる。コンパクトなウェッジは総重量420~470gくらい
バンカーで軽過ぎるクラブを使うと、ヘッドが砂に潜らず、ホームランになりやすい。バウンス角が大きいと一般的にやさしいといわれるが、クラブが軽いとホームランを助長してしまう。総重量が400グラム以上あるなど、一定の重さがあることでソールグラインドの性能が生かされるのだ
バンカーでは、砂ごとボールを打っていく必要がある。重さでヘッドの直進性を出し、フェース面積を小さくして抵抗を減らすことで、一気に打ちやすくなる
クラブの重さは、ヘッドの直進性につながる。ヘッドとシャフトに重量のあるウェッジを使うことで、砂の抵抗を受けても振り抜きやすくなる。また、総重量があることでゆっくり振りやすくなるので、アプローチのコントロール性も高まる
岩井千怜のバンカーショット。コンパクトなヘッドを使うことで、砂の抵抗が少ない。スムーズに振り抜ける
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ヘッドサイズの小さいウェッジは、フェース面積も小さくなる。ラフやバンカーから打つことを考えたときに、抵抗を小さくして抜けが良くなり、脱出しやすいし、コントロールも容易になる。コンパクトなウェッジは総重量420~470gくらい

プロが使うウェッジは、コンパクトなヘッドで重めのシャフトが装着されている。これだけ聞くと難しいクラブに感じられるが、実はアプローチ、特にバンカーを脱出する上で大きなメリットのあるスペックなのだ。

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最近では、アイアンセットとは別に単品販売されているウェッジを購入するスタイルが一般的になりました。一方で、プロや上級者が好むようなコンパクトなヘッドで、しかもスチールシャフトが装着されて重いとなると、難しいクラブなのでは? と感じる方も少なくないようです。

ゴルフのクラブは、大きくて軽い方がやさしいというイメージが根強いのでしょう。もちろん、ドライバーに関していえばその通りだと思います。軽い方がスピードを上げやすく、大きいヘッドなら芯も広く、やさしくボールに当てられるでしょう。しかし、ウェッジでは少し話が変わってきます。

バンカーを例に取ると、大きいヘッドの軽いウェッジは、砂の抵抗に負けてダフるか、ヘッドが砂に潜らずホームランになることが多いです。これはクラブの直進性が低いから。一方で、小さく重いウェッジは、砂の抵抗が小さくなり、クラブの直進性が高いので、パワーがなくてもボールを脱出させることができます。

以前、女性ゴルファーの方にスチールシャフトの単品ウェッジをバンカーで打ってもらいましたが、カンタンにバンカーを脱出できることに驚いていました。このようにウェッジ選びでは、ドライバーやアイアンとは違った理屈で考えることも大切なのです。

■松吉宗之
1997年からフォーティーンのクラブ開発に携わり、数々の名器を世に送り出した。2018年から自身のオリジナルブランド「ジューシー」を立ち上げる。ギア開発の裏側を知り尽くすクラブデザイナー

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●ウェッジには様々な顔が存在するが、今季好調の桑木は、顔にこだわってモデルを選んでいるという。関連記事【今季2勝の桑木志帆さん、ウェッジは『三角顔』がいいってどういうことですか?】を読むと、なぜ三角形顔がいいのかが分かります。

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