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    本当に飛び系アイアン?? 『G730』は超高弾道で打音も打感もとっても良い

    貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年4月10日 08時00分

    • ギア
    • ピン
    • アイアン
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    ドライバーのヘッドスピード40m/sのアマチュアゴルファーでも、最新ギアを使いこなせるのか?元競技ゴルファーでロマン派ゴルフ作家の篠原嗣典が実際にコースに持ち込んで検証しました。



    【注目ポイント】
    ピンゴルフは、2024年4月4日に『G730』アイアンを発売。『G730』のコピーは“PING史上最も飛んで、最もやさしい G730 アイアン”です。実にわかりやすいコピーとなっています。飛んで、やさしい、というわけです。飛んで、やさしいアイアンにするために、『G730』は、4つのテクノロジーを進化させました。

    1つ目は、“たわみを最大化したフェース設計とストロングロフト”です。フェース全体がたわみ、打点がずれても高初速を生み出す「VFTフェース」と、7番アイアンのロフトはぶっ飛び系アイアンでもトップレベルの26.5度。実にわかりやすいテクノロジーです。

    2つ目は、“最大のMOIを実現した新キャビティ構造”。ポケットキャビティのようですが、実質的には蓋がない中空構造となっています。ミスヒットを助けるやさしさです。

    3つ目は、“やさしいワイドソールウェッジ”です。PW、UW、50、56の4種類のワイドソールのウェッジがラインナップされています。難しいライや濡れている状態でも「ハイドロパールクローム仕上げ」がスピンを安定させてくれます。

    4つ目は、“心地良い打感と打音”です。「インパクトゾーンに合わせて厚みを変えているピュアフレックス」は、インパクト時の衝撃を抑えることで、心地良い打感と打音を生みます。

    飛んで、やさしいという説得力が強烈です。これがピンという感じが『G730』だといえます。打ちたくなるアイアンです。試打した日は、快晴で、気温は1℃~17℃。少し風がありました。使用したボールは、使い慣れていてクラブの性能に集中できる『TOUR B X』です。

    【打感・打ち応え】
    『G730』の打音ですが、音量はやや大きめです。音質は、独特な高音で残響がある良い音がします。打ち応えは、弾き感と乗り感のバランスが絶妙です。手応えはまあまあ敏感で、芯感も独特で、クリアな感じが気持ちが良い仕上がりとなっています。

    【弾道・球筋・スピン】
    『G730』の弾道は、超高弾道です。ややとらえる挙動があり、自然とドローする傾向があります。曲げには鈍感です。スピン性能は、最小限な感じで、高さで止めるアイアンです。

    【飛距離性能】
    『G730』は、クラシックなロフトのアイアンと比較して、ミドルアイアンは2番手プラス転がりで半番手から1番手飛びます。ショートアイアンになると2番手飛ぶ感じに変わりました。ウェッジは、かなり良い感じに仕上がっていて、スピンも効きます。

    【ロマン派ゴルフ作家語る】
    『G730』は、ぶっ飛び系のアイアンは実は難しいというセオリーをぶち壊すアイアンでした。深いキャビティ形状のアイアンで、ぶっ飛び系のロフトとテクノロジーを備えたモデルは市場にたくさんあります。同じようなアイアンだろうと考えるのも無理はありません。実は、僕もその一人でした。しかし、一発目を打った瞬間から意識が変わりました。

    ビックリしたのは、打音と打感です。独特なのですが、奇をてらっているのではないのです。昔からの打感や打音の良さのベクトルの線上にあると感じます。飛ばしている気持ちになる音で、これはお見事でした。そして、高弾道を超える超高弾道です。打ち出しから上がって、伸びる浮力もあるのです。あれ? と思うほどのハイボールだったのです。

    この2点だけでも、かなり面白いアイアンとなっています。クラブの使い心地は、ある意味で自己満足の極致ですので、結果が出ずとも、大満足できるのが『G730』だと大好きになりました。

    アドレスビューなどは、良く書くとピンらしさに溢れています。悪く書くと、少し癖がある感じですが、そういうものも全て含んで『G730』のイントロは完璧なのです。知っているファンは、少しだけでも熱狂できます。

    2番手アップのぶっ飛び系アイアンが欲しくて、スライスで悩んでいるゴルファーには、『G730』をオススメします。ミスヒットへのやさしさも然る事ながら、スライス防止もしっかりと機能します。やさしさの両立は、ありそうで、なかなかないので、そういう意味でも『G730』は特別なのです。楽しくゴルフをする方法や種類は無限にあります。スコアは結果オーライであり、シビアに考えずに一つ一つのストロークをエンジョイするゴルフをしたいゴルファーのために『G730』は生まれたのだと感じました。ミスを恐れずに、思い切ったハイボールでぶっ飛びの飛距離を楽しむのが『G730』なのです。

    【試打クラブスペック】
    『G730』

    ヘッド素材 17-4ステンレススチール
    ロフト #5/20度、#6/23度、#7/26.5度、#8/30.5度、#9/35度、PW/40度、UW/45度、50/50、56/56
    シャフト N.S.PRO MODUS3 TOUR 105 (S)

    【著者紹介】篠原嗣典
    ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員

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    ロフト26.5度でこんなに球が上がるの? 弾道、打音が分かるレビュー動画も公開中
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    ヘッドスピード40m/sでも最新ギアを使いこなせる? ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典のシン貧打・爆裂レポート

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    • ピン
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