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    ゴルフマーカーの正しい使い方を解説! マーカーが必要な理由と代表的な4種類を紹介

    グリーンに乗ったボールをマークせずに拾い上げたり、マークする位置を間違ったりして注意されるという経験はありませんか?始めたばかりの頃は、ゴルフマーカーを持っていても、使い方がうろ覚えということが多いもの。しかし、間違った方法で使っていると、周りの人に迷惑をかける可能性もあります。マーカーの使い方は簡単で、グリーン上に自分のボールが乗ったら、自分のボールの真後ろにマーカーを置いてボールを拾い上げるだけです。これを機にぜひ覚えてください。また、本記事では正しい使い方に加え、代表的な4種類のマーカーについても紹介しています。

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年2月15日 06時31分

    • ギア
    目次 / index
    • カップとボールを直線上に結んだライン上の、ボール後方にゴルフマーカーを置くだけ
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    1.ゴルフマーカーの正しい使い方

    ゴルフマーカーの使い方は簡単で、パッティンググリーン上に自分のボールが乗った際に、ゴルフマーカーを自分のボールの真後ろに置くだけです。ただし、少しポイントがあるので手順に沿って使い方を説明します。

    ※ゴルフマーカーはボールマーカーとも呼ばれています

    【1】カップに向かいボールの真後ろにゴルフマーカーを置く

    カップとボールを結んだ後方線上に立ったら、ゴルフマーカーをボールのすぐ後ろに置きましょう。

    カップとボールを直線上に結んだライン上の、ボール後方にゴルフマーカーを置くだけ

    カップとボールを直線上に結んだライン上の、ボール後方にゴルフマーカーを置くだけ

    2023年度版のゴルフ規則(14.1a)では「球の直後またはすぐ近くに置くこと」とあり「直後でなければならない」との明記はありませんが、同伴プレーヤーに誤解のないようにわかりやすくボールの真後ろにゴルフマーカーを置くのがマナーとしても適しています。「ボールを元にあった箇所に正確に戻す」(リプレース)という点を意識して、ゴルフマーカーを置くようにしましょう。

    【2】ボールを拾い上げる

    マークが完了したら、自分のゴルフボールを拾い上げます。マークをせずにボールを拾い上げた場合は1罰打となるため、必ずマークしてから拾い上げてください。ちなみに、グリーン上に限らず、フェアウェイでもラフでも、マークをしないでボールを拾い上げると1罰打となります。

    また、拾い上げたボールの汚れを拭くこともできます。泥や砂がたくさんついていると、ボールが真っすぐ転がらないことがあるため、なるべく拭くことをおすすめします。

    【3】マーク位置にボールを戻し、ゴルフマーカーを取り除いてから、パッティングする

    自分がパッティングする順番がきたら、マークしている元の位置にゴルフボールを戻し、ゴルフマーカーを取り除いてから、パッティングに入ります。ボールをリプレースした後、ゴルフマーカーを置いたままストロークを行った場合、1罰打を受けてしまいます。

    なお、リプレースするときはボールの向きを自由に変えられるため、ボールに書かれている矢印やラウンド前に自分で書いた目印を打ちたい方向に合わせてセットすると、思ったように打ち出しやすくなります。

    2.そもそもゴルフマーカーが必要な理由とは?

    パッティンググリーン上でゴルフマーカーが必要になる理由は、自分のボールが同伴プレーヤーのライン上にかかってプレーの邪魔になったり、ボール同士が当たってしまったりしないように、ボールを一時的に拾い上げる必要があるためです。また、拾い上げたボールを元の箇所に正確に戻すための目印でもあります。

    パットしたボールがぶつかるとペナルティになってしまう

    グリーン上でパッティングする際にプレーヤー同士のボールが当たってしまうと、「ボールを当てた側」のプレーヤーに2罰打のペナルティがついてしまいます。だからこそ、グリーン上ではマークしてボールを拾い上げなければならないのです。自分がマークしていなかったことで、相手に2罰打がつけば嫌な思いをさせることになりますし、逆も然りです。なお、当てられた側は無罰で元の位置にリプレースしてプレーを再開できます。

    ペナルティ

    処置

    パッティングを打った人

    2罰打

    ボールが止まった場所からプレー続行

    ボールを当てられた人

    無罰

    ボールを元の位置にリプレース

    ちなみに、アプローチショットのボールが、グリーン上で他のプレーヤーのボールに当たってしまった場合は双方無罰です。アプローチを打った人はボールが止まった場所からプレーを続行し、ボールを当てられた人は元のボール位置にリプレースします。

    いずれにせよ、グリーン上にボールが乗ったときは、率先して自分のボール位置をマークをして、ボールを拾い上げ、相手に迷惑がかからないようにしましょう。

    自分のゴルフマークが他のプレーヤーのライン上にあるときは動かす

    自分のゴルフマーカーが他のプレーヤーのパッティングライン上にあり、同伴プレーヤーから「マークを動かしてくれませんか?」と声をかけられたら、以下のステップでマーカーを動かしてください。

    • 【1】ゴルフマーカーを移動する方向を決める。木などの固定物を目標となるように設定する。
    • 【2】目標の方向にパターヘッドを合わせる。
    • 【3】パターヘッド一つ分、ゴルフマーカーの位置をずらす。
    • ※一つ分でもずらし足りない場合は、同じ手順でもう一つ分ずらす。
    • 【4】同伴プレーヤーがパッティングを打ち終わったら【3】と逆の手順でゴルフマーカーを元の位置に戻してパッティングする。


    先に気を利かせて「ラインの邪魔になりませんか?」などと声をかけるのも親切です。ただし、先に声をかけたことによって、「読んでいるラインが逆なのか?」と相手を不安にさせる可能性もあることは留意しましょう。基本的に、同伴プレーヤーから声をかけられたら動かせばOKです。

    3.代表的なゴルフマーカー4種類

    ゴルファーによく使われている代表的なゴルフマーカーを4種類紹介します。マーカー選びに迷ったら是非参考にしてみてください。

    【1】ゴルフ場でもらえる無料のマーカー

    ゴルフ場で無料で貰うことのできるゴルフ場オリジナルのマーカーです。尖っている部分をグリーンに刺して使います。使わないときはパターのグリップエンドの穴に付けることもできるのでとても便利です。基本的に、マスター室前やカート内に置いてあります。

    【2】硬貨(コイン)

    日本の硬貨はもちろん、海外の硬貨をあえて使っているゴルファーもいます。硬貨ですので市販のゴルフマーカーを購入しなくて済み、手軽に用意できるのがメリットです。1円玉のように軽いものだと、風で飛ばされることもあるため、日本の硬貨であれば10円玉以上にしておくといいでしょう。ただし、同伴プレーヤーに事前に伝えていないと、落とし物と間違って拾われるリスクもあるので注意してください。

    【3】マグネット式マーカー

    帽子のつばやポケットなどにマグネットの台座をつけ、マグネット製のマーカーを装着するタイプのマーカーです。ポケットの中から取り出すゴルフマーカーよりも、スムーズに利用できます。メーカーのロゴだけでなく、キャラクターがデザインされたものもあり、商品の選択肢が豊富という点も魅力です。ただし、まれにスイング中の衝撃でマグネットが外れてしまい、紛失することもあります。

    【4】カジノマーカー

    カジノで使われているチップを模して作られているゴルフマーカーです。大きくて厚みのあるカジノチップマーカーはグリーン上で目立ちやすいメリットがあります。ラインを読むためにピンを挟んでボールの反対側に行ったときも、カジノマーカーであれば視認しやすいでしょう。

    素材やサイズにルールはない?

    ゴルフ規則では、「拾い上げる球の箇所をマークするために使用する人工物(例えば、ティー、コイン、ボールマーカーとして作られた物や別の小さい用具)」と定義されています。

    具体的な素材やサイズには言及されていませんが、石や枝などの自然物をゴルフマーカーとして使えません。また、ゴルフマーカーの本来の目的から考えて、あまり大きなものやプレーの邪魔になるような形状や風で飛ばされやすいものをマーカーとして使用することは勧められません。

    4.まとめ

    ラウンドデビューしたての初心者ゴルファーが意外と戸惑いがちなゴルフマーカー。しかしその使い方は「マーカーをボールの後方に置き、ボールを拾い上げ、自分のパッティングの番が来たらボールをマーカーの前に置き、マーカーを取り除く」というシンプルなものです。また、自分のゴルフマーカーが同伴プレーヤーのライン上にある場合は、この記事で紹介した手順に沿ってゴルフマーカーを移動させれば大丈夫です。

    ゴルフマーカーは、あれば便利なアイテムではなく、ラウンド必須の携帯アイテムです。正しく使い方を覚えて是非ゴルフライフをエンジョイしてください。

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