えっ!ネリー・コルダも『OLSON』刻印のパター!? ドライバーも未発表『Qi10 MAX』を投入して首位発進
海外男女ツアー共催の新規大会「グラント・ソーントン招待」のツアーレポート。
配信日時:2023年12月9日 07時59分
今週開催の「グラント・ソーントン招待」は新たに始まった大会。米国女子と米国男子ツアーから16名の選手が出場し、男女でペアを組んで54ホールを競い合うが、スクランブル方式で行われた初日は、ネリー・コルダ&トニー・フィナウ(ともに米国)組が1イーグル・14バーディの16アンダーで首位発進した。
テーラーメイド契約のネリーは、今週ドライバーとパターを新調。今年からテーラーメイドと契約したものの、シーズン途中からタイトリスト『TSR1』ドライバーを使用したネリー。ところが、今週は適合リストに登録されたばかりのテーラーメイドの未発表の『Qi10 MAX』ドライバーを投入。そして、彼女のパターにはさらなる衝撃が。
先週スコッティ・シェフラーが『LOGAN OLSON』刻印のプロトタイプパターを投入・即勝利したが、ネリーもそれとは異なる『OLSON』刻印のクランクネックブレードを投入。前戦まではスコッティ・キャメロン製のマレットを使用してきたが、シェフラー同様、テーラーメイドの強者には、今後ローガン・オルソン氏の手掛けるパターが供給されるということか。
そのオルソン氏は本日、ネリーのモノと見られるパター画像3枚と共に、インスグラムを更新。「その勢いを維持し続けます💥いくつかのプロトタイプと簡単なテストセッションの後、実際に見るのが楽しみです。ネリー・コルダ、彼女に合ったものを選んでください。今週はフロリダで頑張ってください!」と投稿している。
スコッティ・シェフラーのモノと違って、そのフェースには順回転目的と見られる“テーラーメイドらしい”溝が見られ、トップラインにはシェフラーのパターと異なるラインのアライメントも見られる。また、シンプルなデザインのバックフェースには、シェフラーのモノと違うフォントで『OLSON』刻印が。
約1ヶ月前のオルソン氏の投稿では「この9ヶ月間、私はあるプロジェクトに没頭していた」と、トップ選手との共同作業を示唆していた。「世界のトップ10ゴルファーの何人かとコラボする素晴らしい特権を得た」の中身に、シェフラーだけでなく、ネリー・コルダも含まれていたことが分かる。
テーラーメイド契約の世界トップ選手たちで他社製パターを使い続けるのは、タイガー・ウッズ、トミー・フリートウッドら多数の選手がまだ控えている。オルソン氏が既に彼らのパターを手掛けたかどうかは明かされておらず、今後の動向に注視が必要だ。