ピーター・マルナティがツアーでは珍しい“イエローボール”の理由は?【WITB】
PGAツアー「バルスパー選手権」のツアーレポート。
配信日時:2024年3月25日 08時28分
<バルスパー選手権 最終日◇24日◇イニスブルックリゾート&GC コパーヘッドC(米フロリダ州)◇7340ヤード・パー71>
PGAツアー「バルスパー選手権」はピーター・マルナティ(米国)が逆転で2015年の「サンダーソンファームズ選手権」以来となる、8年半ぶりの2勝目を飾った。総合契約を交わす米国アクシネット社も彼の勝利を称え、ツアーレポートを公開した。
今大会も定位置の「使用率No.1」を6カテゴリ(ボール70%/ドライバー38%/UTメタル58%/UTアイアン58%/アイアン33%/ウェッジ54%)でキープ。中でもボールは圧倒的で、今季のPGAツアー13戦12勝(うち契約外が4勝)と、松山英樹を除く全ての勝利がタイトリスト『Pro V1/V1x』によるものだ。
「タンパの72ホールでマルナティはフィールドベストの20バーディを記録。彼はティショットで3.45ストローク(4位)獲得し、グリーン上のフィールドでは8打以上(8.31、3位)を獲得。パーオンあたりのパット数でトップ(1.60)、パーオン率(65.28%、47/72)でも5位タイでした」(同社広報)
その使用ギアは下記で、今季のタイトリスト12勝の中で、初の“イエローボール”ユーザーとなったマルナティ。「なぜ『Pro V1xイエロー』なのか?」について、こうコメントしている。
「(以前はPro V1だったが『Pro V1x』に替えて)アイアンのスタッツが良くなった。ここではゲームの全ての要素が重要だけど、グリーンに乗せたり、ホールに近づけられることが全て。(Pro V1xは)アイアンやウェッジのスピン量もちょうどいいし、完全にボールをコントロールできていると感じるんだ。
昨夏のミネソタの『3M選手権』でそれ(Pro V1xイエロー)を使い始めた。替えた理由は、当時3歳だった子供がいま4歳なんだけど、『イエロー』を気に入ったから。彼はそのことを忘れているかもしれないけど、ボクは今でもそのことを思い出すし、その笑顔はボクにとって大きな価値があるんだ」(マルナティ)
【ピーター・マルナティの優勝ギア】 ※ 全てタイトリスト
1W:TSR3(10.0° Project X Denali Blue 60 TX)
3W:TSi3(15.0° Ventus TR Blue 70X)
HY:818H2(19.0° Tour AD DI 95X)
4I:T200(AMT Tour White S400)
5I:T150(AMT Tour White S400)
6I~9I:T100(AMT Tour White S400)
P,A,S,LW:Vokey Design SM10(48.10F, 52.12F, 56.08M, 60.04T DG Tour Issue S400)
PT:Scotty Cameron TourType Special Select Masterful 1.5 tour prototype
BALL:Pro V1x Yellow