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”フリー契約女子”川崎春花は、『生産終了の軟鉄鍛造アイアン+地シャフト』で2週連続勝利‼

”フリー契約女子”川崎春花は、『生産終了の軟鉄鍛造アイアン+地シャフト』で2週連続勝利‼

「大東建託・いい部屋ネットレディス」でトータル28アンダーまで伸ばし、2戦連続優勝を果たした川崎春花。彼女のセッティングを見ると面白い特徴を発見。改めて使用ギアについてレポートしたい。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年7月24日 10時00分

アイアンは、6I~PWに生産終了であるミズノの『ミズノプロ719』ヘッドにシンカグラファイトの『レクシアIL7・LT』シャフトを採用
アイアンは、6I~PWに生産終了であるミズノの『ミズノプロ719』ヘッドにシンカグラファイトの『レクシアIL7・LT』シャフトを採用

「大東建託・いい部屋ネットレディス」でトータル28アンダーまで伸ばし、2戦連続優勝を果たした川崎春花。彼女のセッティングを見ると面白い特徴を発見。改めて使用ギアについてレポートしたい。

川崎春花の3Wと7Wの打痕がすご過ぎた【写真】

アイアンにはすでに生産終了している『ミズノプロ719』のヘッドににシンカグラファイトのシャフト『レクシアIL7・LT』を採用。『ミズノプロ719』は軟鉄鍛造モデルだが、やや大きめなヘッドでミスに強く飛距離性能に定評がある。ミズノプロならではのやわらかい打感も売りで、球を押し込んでラインが出しやすいメリットがある。

他のプロが使用しない”地シャフト”『レクシアIL7・LT』を採用している点も見逃せない。高弾性カーボンの特性を生かして打ち出しが高くなるうえ、ヘッド挙動が安定。中元調子で手元がやや軟らかくて先端が動きすぎないので、ラインも出しやすいという。48度のウェッジにも『レクシアIL7・LT』シャフトを使用しているのは、フルショットで同じ振り感を保ちたいためと推察される。

一方、ドライバーにはテーラーメイドの『SIMグローレ』(10.5度)と、『イミドアンドサンズプロト』シャフトを採用。また、7番ウッドにも『SIMグローレ』(21度)と『イミドアンドサンズプロト』を使用している。高校1年のときから生産終了モデルの『SIMグローレ』ヘッドを使用し続けるという変わり種だ。

ヒール側とソール後方にウェイトを装着させて重心角が大きく設計された『SIM グローレ』は、非常につかまりのいいヘッド。クラブで球をつかまえて自然にストレートドローを打ち出せる。アイアン同様に『SIM グローレ』は打感がソフトなので、球を押し込んでラインを出せるメリットもある。

”地シャフト”ともいえるドライバーのシャフト『イミドアンドサンズプロト』は、フレックスSR、トルク5という完全オーダーメイドのモデル。先中調子で球は上がりやすいが、方向性も安定するのが特性だ。再現性が速いシャフトなので、しなり戻りながらスクエアに捉えやすい。

地面から打つ7番ウッドはややダウンブローに捉えたいため、中調子&フレックスSRに設定。『イミドアンドサンズプロト』は、番手別に設計されているというから面白い。

切れ味鋭いショットを武器に圧倒的な強さを見せた川崎。こだわり抜いた『生産終了ヘッド+地シャフト』を駆使して、絶好調の川﨑が今季何勝まで築き上げるのか目が離せない。

【川﨑春花のクラブセッティング】
1W:テーラーメイド SIMグローレ(10.5度、イミドアンドサンズプロト)
3W:テーラーメイド SIMグローレ(15度、アッタス MB-FW 55S)
7W:テーラーメイド SIMグローレ(21度、イミドアンドサンズプロト)
5・6U:スリクソン ZX Mk II HB(25・28度、スピーダーTRハイブリッド 75-S)
6I~PW:ミズノ ミズノプロ 719(シンカグラファイト LEXIA IL7.LT)
48・52・58度:キャロウェイ JOAWS RAW(48度レクシアIL7・LT 、52&58度 N.S.PRO 850GH neo)
PT:オデッセイ Ai-ONEミルド 6TCH
BALL:ブリヂストン ツアーB X

◇ ◇ ◇
 
●アプローチはスコアメイクの肝と言える。ウェッジ選びに困る人は、関連記事【フェースを開いて激スピンで止める? ザックリを防いでミスなく寄せる? 最新ウェッジ30機種を完全解剖】を読めば、アナタのベストウェッジが分かるかも?

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