シン貧打爆裂レポート『スパイダー GT MAX TRUSS パター』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2023年4月12日 08時00分
注目ポイント
『スパイダー GT MAX TRUSS パター』は、テーラーメイドの2023年4月14日発売のパターです。テーラーメイドのSELECTFIT STORE 限定での販売になります。
少し前に、インプレを見たスパイダーですね、とスルーしないでください。「トラスホーゼル」を採用しているスパイダーは、2023年の前半、毎月のように新製品が発売されているのです。『スパイダー GT MAX TRUSS パター』は、最新のスパイダーなのです。
『スパイダー GT MAX TRUSS パター』は、“カチャカチャ系スパイダー現る。”というコピーのパターです。スパイダーでありながら、クモ型ではなく、角型形状のヘッドのラインになります。
何といっても、その特徴は、ソールの左右に採用された2本の「スライディングウェイト調整機能」です。ソールのトウ側、ヒール側にそれぞれ40グラムのウェイトが前後に移動できるようになっているのです。前、中、後ろの3段階の重心調整ではないのです。それぞれをバラバラに動かせて、2本のレールですから。合計で9つのポジションがあります。
2023年のパター市場でトレンドになっている前方重心のパターのように使うこともできますし、スパイダーらしく後方重心にして、慣性モーメントが大きいパターとしても使えます。
テーラーメイドは、『スパイダー GT MAX TRUSS パター』の説明で、重心の前後の変化は、フェースの開閉に影響すると断言しています。前なら閉じやすく、後ろなら開きやすくなるということです。
「トラスホーゼル」は、ミスヒット時にフェースが負けないことで、安定性が高くなることは、すでに他のパターで証明済みですが、『スパイダー GT MAX TRUSS パター』でも、それは発揮されます。
インサートは「Pure Roll 2」です。素材はアルミニウムとTPUの複合になっています。しっかりした打感とトップスピンを生み出します。
『スパイダー GT MAX TRUSS パター』は、スパイダーの角型形状のヘッドの最新バージョンです。「トラスホーゼル」を搭載するだけでも十分なのに、ビックリしたのはスライドするウェイトです。前方重心の『スパイダー パター』を打ってみたい、という敏感なゴルファーには、待ってましたというパター担っているのです。
『スパイダー GT MAX TRUSS パター』は、どんな進化をしているのか? スライドするウェイトは影響するのか? ワクワクの試打ラウンドをすることになりました。
試打した日は、晴れで、気温は7℃~19℃。微風。グリーンは10.0フィートの速さ。使用したボールは、使い慣れていて、パターの機能に集中できる『TOUR B X』です。
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』