シン貧打爆裂レポート『スパイダー GT MAX TRUSS パター』
貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!実際にゴルフコースに持ち込んで、動画を撮影しながらラウンドしたレポートです。
配信日時:2023年4月12日 08時00分
ロマン派ゴルフ作家語る
『スパイダー GT MAX TRUSS パター』のスペックは、33インチでした。僕は普段、33インチのパターを使っているので、慣れている部分が、距離感の良さになった可能性がありましたが、影響を差し引いても、繊細で敏感なパターが好きなゴルファーのために作られた1本だと感じました。
持った感じが軽いのが第一印象でした。敏感なパターは、軽いものなので、そういう意味でのマッチングは良いと思いました。
注目の「スライディングウェイト調整機能」ですが、短い距離では、ほとんど影響しません。タッチにもほとんど影響しないと感じました。ただし、長い距離のパットになると、方向性に癖みたいなものが出てきます。僕個人としては、ディフォルトの後方重心が最も使いやすい、と感じました。
前方重心にするとフェースが閉じやすくなるという説明でしたが、その挙動を感じると、熟練のゴルファーは、自然とカウンターを当てるケースがあります。つまり、結果として、閉じて左に行きやすくなるのではなく、開いて右に行きやすくなるのです。
『スパイダー GT MAX TRUSS パター』の「スライディングウェイト調整機能」は、楽しんで、9つのポジションを長い時間を使って試すことに魅了を感じたゴルファーのオススメします。
練習グリーンなどでテストしながら、本番で本テストをする、という繰り返しは、パットが好きなゴルファーにはたまらない経験になり、いつまでも楽しんでいたい迷路になる可能性もあります。しかし、おまじないやジンクスのような領域を含めて、この機能を上手く使うことで、自分だけの最適のパターを作ることができるのです。
スパイダーは、オートマチックなパターだというのはセオリーの一つですが、実際には、かなり敏感なモデルもあります。『スパイダー GT MAX TRUSS パター』は、スパイダー市場で過去最高に敏感です。感性とシンクロすれば、入りまくることもあると思います。
角型のパターヘッドが好きで、フェースの開閉を安定させたいゴルファーには『スパイダー GT MAX TRUSS パター』をオススメします。
『スパイダー GT MAX TRUSS パター』は、スパイダーでありながら、スパイダーらしくないパターです。しかし、それはマイナスではなく、間違いなくプラスに作用していて、最先端の更に尖った部分でゴルファーを魅了する未来から来たパターだと感じさせるのです。
試打クラブスペック
『スパイダー GT MAX TRUSS パター』
ヘッド素材:軽量アルミニウムボディ&トラスホーゼル(6061AL)+ステンレススチールパネル(17-4SS)+スライディングウェイト(タングステン)
フェース :PURE ROLL 3ミリ厚(ウレタン+アルミニウムビーム)
ネック :トラスヒール
ロフト :3度
ライ角 :70度
シャフト :KBS 120 BKACK STEPPED STEEL
長さ :33インチ(34インチもあり)
【著者紹介】篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』