いよいよ女子ツアーのシーズン開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」が沖縄で始まる。昨季未勝利に終わった櫻井心那のキャディバッグをのぞいてみると面白いギアを発見。詳細をレポートしたい。
ドライバーは『GT2』(9度)に『ディアマナ GT 60S』を使用している。なぜドライバーを替えたのだろうか?
「曲がらないのが良かったかなと。他も試しましたが、初速も速いかな? 『GT3』も打ちましたが、『GT2』は顔が良かったですね。『GT1』は顔が大きいですかね。数値は分からないけど、距離は10ヤードくらい伸びていると思います。右に滑る球がなくなったのが、一番いいですね。抑える球も打てるようになりました。シャフトの『ディアマナ BT 60S』は、叩けるのがいいですね」
フェアウェイウッドは『GT2』を投入。「球が上がるので、すごく使いやすいですね」と惚れ込んでいる様子だ。そして、4Uは『Qi35 MAX』。これだけ重心深度の深いモデルであり、弾道高さを確保したい意図が見て取れる。
アイアンは昨年と同じ『スリクソン ZXi7』をそのまま使用。アイアンについては以前、次のように語っている。「顔が良くて打感も柔らかくて、すぐに替えました。結構シュッとしている顔が好きなので、スッキリして構えやすいですね。グースネックも入ってなくていい。ソールの抜けはいいですね」。5番アイアンだけ兄弟モデルで、低重心の『スリクソン ZXi5』を投入している。
ウェッジは『ボーケイ SM10』に変更。「気に入って使っています。理由は打ちやすかったからですね。難しいことは分からないです(笑)」。ボールは以前と同じで、Z-STARシリーズ最大のアイアンスピン性能を実現した『スリクソン Z-STAR◆』を使用している。
クラブ契約フリーとなり、セッティングを一新した櫻井。2023年以来の勝利を挙げられるのか注目したいところだ。
【櫻井心那のクラブセッティング】
1W:タイトリスト GT2(9度/ディアマナ GT 60S)
3・5W:タイトリスト GT2(15・18度/24 ベンタスブルー 6S)
4U:テーラーメイド Qi35 MAX(23度/テンセイ1K 80HY S)
5I:スリクソン ZXi5(N.S.PRO 950GH neo S)
6I~PW:スリクソン ZXi7(N.S.PRO 950GH neo S)
46・52・58度:タイトリスト ボーケイ SM10(N.S.PRO 950GH neo S)
PT:テーラーメイド TPコレクション ジュノTB1
BALL:スリクソン Z-STAR◆
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