吉田優利、葭葉ルミは即投入! 軟鉄鍛造キャビティアイアンが大流行
今秋のアイアンは名作がそろっていると評判だ。今回は女子プロにも人気の軟鉄鍛造キャビティアイアンを取り上げたい。お助け機能を最小限に抑えることで、プロや上級者が求める操作性と寛容性を備えているが、最新モデルはこれまでより明らかに飛距離が出るようになったという。
配信日時:2024年10月9日 02時00分
今秋のアイアンは名作がそろっていると評判だ。今回は女子プロにも人気の軟鉄鍛造キャビティアイアンを取り上げたい。お助け機能を最小限に抑えることで、プロや上級者が求める操作性と寛容性を備えているが、最新モデルはこれまでより明らかに飛距離が出るようになったという。
ブリヂストンのヒットモデル『241CB』を試打してすぐに投入したのが吉田優利。「前のような打感を残しながら進化している感じ。突っかかるのではなく、地面をうまく滑ってくれる。抜けが良くなった。(米国の芝は)スッと抜けてほしいですよね」と絶賛していた。
また、本間ゴルフの新作『T//WORLD Vx』を使用しているのが葭葉ルミ。「このモデルは操作性の高いシャープな形状ですが、飛距離と寛容性が高いですね。ソフトな中に芯を感じる打感も素晴らしく、すぐに使用を決めました」。
プロや上級者がアイアンに求めるのは、インパクトで感じる打感と弾道や飛距離が一致していること。思ったよりもつかまり過ぎたり、飛び過ぎるアイアンは使いづらいが、できるだけミスを防ぎたいという人には、上級者が求める操作性とフィーリングの良さに、寛容性を備えた軟鉄鍛造キャビティが合う。そして、それらの性能を損なうことなく飛距離性能が上がったのが今年の秋モデルだ。
「最新の軟鉄鍛造キャビティは、バックフェースの厚みや形状を最適にすることで、ソフトな打感とフィーリングを保ったまま弾きの良さを感じるモデルが多いですね。また、ロフトを1~2度立てても球の高さやスピンが確保されているので、飛距離を出しつつ操作性の高さをキープ。より短い番手でグリーンを狙えます」と、19機種の試打を行った関浩太郎は話す。
今回はタテ軸に操作性、タテ軸に弾道を元に軟鉄鍛造キャビティアイアンのマトリックス表を作ってみた。これを参考にしながら、自分の合うタイプを選んでほしい。また、店頭で顔を確認した上で、試打を行ってピッタリモデルを選ぶことをオススメしたい。
【試打リスト】
キャロウェイ:X PROTOTYPE
テーラーメイド:P7CB
本間ゴルフ:T//WORLD TOUR V
本間ゴルフ:T//WORLD Vx
ブリヂストンゴルフ:241CB
フォーティーン:RM-BLADE
ブリヂストンゴルフ:242CB+
ヨネックス:EZONE CB901 フォージド
ピン:ブループリント S
ミズノ:Mizuno Pro 243
タイトリスト:T150
キャロウェイ:X フォージド
キャロウェイ:X フォージド スター
タイトリスト:T100
ヤマハ:RMX VD/R
ダンロップ:スリクソン Z-FORGED Ⅱ
ミズノ:Mizuno Pro 241
ピン:ブループリント T
コブラ:KING CB/MB
■解説:関 浩太郎
せき・こうたろう/セキゴルフクラブ主宰。アメリカで最新の理論を学び、スイングコーチ&クラブフィッターとしてギアにも精通している
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