「マイナビ ネクストヒロインツアー」でプレーしている選手を取材すると、なんとフェアウェイウッドに地クラブを採用している選手を発見。実際に使用している中谷鈴音に直撃取材してみた。

中谷は3Wにミステリーの『C-HT511』、5Wと7Wに『C-HT411』を使用している。最近フェアウェイウッドでは、テーラーメイドなど外ブラのクラブを使用する選手が多いが、なぜ彼女は地クラブを使用しているのだろうか？

「もともと飛距離があまり出る方じゃなくて、 ショートウッドでグリーンを狙いたいという思いがあったんです。今は結構飛び系のフェアウェイウッドが多くて、あまりグリーンで止まらないことが多くて……。でも、この『ミステリー』のフェアウェイウッドで打つと、グリーンで止まってくれたり、操作性が良かったので使用しています。少し高く球が上がってスピンもかかるので楽ですね」

では、『ミステリー』のクラブを使用するのは何がきっかけだったのだろうか？

「最初『ミステリー』のクラブを知らなかったんですが、お世話になっている工房さんが『ミステリー』を扱っていて、私が『フェアウェイウッドで球を止めたいんです』と悩みを話したら、薦めてくれました。他にも外ブラのクラブを試したんですけど、これが一番良かったんです。もう2、3年使っていますが、『ミステリー』のクラブを使用する人にはまだ出会ったことはないです（笑）」

5Wと7Wで使用している『C-HT411』は、ステンレススチールのフェースを採用したモデル。やや大型ヘッドで程よいつかまりと飛距離性能、操作性を備えている。

「5Wと7Ｗは高い球とスピンで止められるクラブです。球が上がりやすいのが特徴ですね。丸顔でフェースがあまり前に出ていない大きめの顔も構えやすい。私は飛距離が出ないので、青木瀬令奈プロみたいにショートウッドでピンを攻めるのが理想なんです」

フェアウェイウッドでも3Wだけ性能が異なる『C-HT511』を使用。極めて反発力が高いDAT55Gチタンのフェーㇲを採用しており、強弾道で飛ばせるモデルだ。「3Wだけ前に飛んでくれるタイプ。ロングホールのセカンドショットでランなどで飛距離が稼ぎたいので、これだけ別のタイプを使用しています」。

また、フェアウェイウッドのシャフトも珍しい『ファイヤーエクスプレス FW5』を使用している。 軽量化しながらも全体の剛性を高め、シャープに振れるモデル。先がしなりすぎないため、タイミングが取りやすいという。

外ブラが球が上がらずグリーンで止まらないという人は、こういった地クラブのフェアウェイウッドを試す価値はありそうだ。

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プロ入りを目指す都玲華は実は「鉛女子です」と語っている。関連記事【「私は”鉛女子”です」と語る都玲華　ドライバーヘッドに鉛を5枚も貼っていた】を読めば、僕らのヒントにもなる有効な鉛の使い方がわかる。