最新ウェッジ、グースとストレートネック、どっちを選ぶ?
この秋の最新ウェッジは、プレースタイルや使っているアイアンに合わせて、自分好みの顔を選ぶことができる
配信日時:2023年11月10日 02時52分
今年の秋モデルはグースネックからストレートネックまで顔のバリエーションが豊富で、幅広いプレースタイルに対応できる。そこで石井良介プロに、各ウェッジのインプレッションを聞いた。
「グースネックのアイアンを使っている人にとっては、同じ感覚で打てるグースネックのウェッジは強い味方。ミズノの『SCUD』やフォーティーンの『DJ-6』のような大型キャビティでミスヒットに強いモデルは、オートマチックに寄せたい初・中級者にピッタリです。
また、ストレートネック型に共通しているのがスピン性能の高さ。テーラーメイドの『ミルドグラインド4』やミズノの『T24』のように、ノーメッキやネックの長さよってスピンの操作性が高いモデルが多く、フェースを開いてテクニックを使いたい上級者に最適です。また、ストレートネックのクリーブランド『RTX DEEP FOREGED 2』は程よいオートマ感とマニュアル感をバランス良く備えた万能型です」(石井)という。
以下に石井プロのインプレッションを聞いたので、ぜひ参考にしてほしい。
●ストレートネック/ミズノ T24
ネックが長く、重心を高めに設定することでスピン性能がアップ。ソールの抜けも良く、レベルブローでボールを拾いながら、イメージ通りにスピンコントロールができる。
●ストレートネック/ブリヂストン B-Limited BRM2 フルミルド
ノーメッキのフルミルドウェッジで、打感の柔らかさとスピン性能の高さがトップクラス。ボールがフェースにガッチリ食いついて、キュキュッと止まる激スピンがかかる。
●ストレートネック/クリーブランド RTX DEEP FORGED 2
スクエアに構えても、フェースを開いても打てる万能タイプで、スピン性能の高さも◎。また、キャビティ構造でスイートエリアが広く、打点がズレてもスピン量が安定する。
●ストレートネック/テーラーメイド ミルドグラインド4
やや幅広のラウンドソールで、多少入射角が変わってもきれいに抜ける。フェースはノーメッキでスピン性能が高く、中・上級者が安定してテクニックを使える。
●グースネック/フォーティーン DJ-6
スイートエリアが広い大型キャビティで、打点がズレても距離感が安定。また、ソール中央の窪み効果で入射角が変わっても抜けが良く、ザックリやトップのミスが出ない。
●ストレートネック/つるや ゴールデンプリックス TR-01
スクエアに構えて打ちやすいアイアン顔。バンス角が付いていて、多少ダフっても安定してボールを運べる。ストレートネックでライが悪いところからボールを拾えるのも特長。
●グースネック/ミズノ SCUD
ゴルフパートナーで販売されるミズノ製ウェッジ。幅広ソールは抜けが良く、打点がズレても安定してボールを前に運べる。初級者がオートマチックに寄せられる超簡単ウェッジ。
●グースネック/ブリヂストンゴルフ BRM2 HF
スクエアに構えやすいグースネックで、シンプルにピッチ&ランで寄せるのが正解。ソールのトゥ・ヒールを落としていて、状況によってはフェースを開いて打てるのも好印象。