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    ヘッドスピードも年齢も「45」の編集部員が、松山英樹が投入したスリクソン『ZXiシリーズ』打ってみた【忖度なしの試打レポ】

    スリクソンの最新作『ZXi』シリーズを編集部員が【打ってみた!】

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年10月24日 04時52分

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    スリクソン『ZXi』シリーズを編集部員が忖度なしの試打!
    スリクソン『ZXi』シリーズを編集部員が忖度なしの試打!
    • 『ZXi』シリーズドライバー4機種の、ディープさの違いを並べて比較【画像】
    • 「ドライバーは低めのスライスしか打たない」と、決めている編集K・S。頑固でクセの強いゴルファーだ
    • スタンダードモデル『ZXi』(10.5度の純正ディアマナ50S)
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    ツアー現場に行けば〇〇が投入した新製品はどうのこうのって書いているけど、実際に自分で打ったら?という無謀とも言える企画が始まる。今回試打したのは松山英樹がすでにドライバーを投入している『スリクソン ZXi』シリーズ。ヘッドスピードも年齢も「45」のアベレージゴルファー編集部員K・Sが試打レポートする。

    飛んだ飛ばないっていうけど、スコアが良くってナンボでしょ。ということで、ドライバーに飛距離性能はそこまで求めない私。2022年の「ABCチャンピオンシップ」に勝った堀川未来夢が優勝インタビューで「ドライバーでフェードは打てない、スプーンではドローは打てない、アイアンでドローは打てない」と割り切っていたのに感銘を受け、それ以来クラブによって球筋を決めています。ドライバーでは堀川プロとは逆でスライスを打つと決めているから【スライスが打てないドライバー=使えない】。
     
    『スリクソン ZXi』ドライバーにはスタンダードのZXi、MAX、LS、TRの4機種があります。普通4つもあったら、2つがシャローフェースで2つがディープフェースと思うでしょうが、TR以外の3つは私の目にはシャローに見えます。というのもエースドライバーのJビーム『BM-435 BLACK』は小ぶりのディープフェース。この時点で3つが消えますが、4つを打った感想をお伝えしたいと思います。
     
    4つの中でもスタンダードとMAXはかなりシャローで球がとにかく上がります。悪く言うと上がりすぎて飛距離をロスする感じ。シャフトがハマれば飛ぶのかな? 2つを比べるとMAXの方がより上がる。それに比べるとLSは意図した球が出ます。そうです。私の持ち球、左を向いてスライスで250ヤード以上飛んだので合格です。それでも私にとってシャロー感は否めません。
     
    そうして最後に打ったのがTR。4つ並んでいたら一番売れなさそうな小ぶりに見えるやつ。はい、これこそ私の大好物。合コンに行ったら絶対に他の人と好みの子がかぶらない、そんな勝ち確の感じでしょうか(実際は負け続け)。左を向いてスライスが打てて、何球打っても変な球が出ません(これ大事)。『BM-435 BLACK』が万が一割れたときの後釜が決まりました。
     
    まだ終わりません。次はアイアン。ZXi4、ZXi5、ZXi7の3機種を打っていきますが自分の「Dynamic Gold」と違って、シャフトが合っていないのか当たり的には、かなり不服でした……。でも、当たったときの打感は良きです。それぞれ違う打感で3つともソフトに感じます。少し雑に思われるかもしれませんが、ZXi4は上がる、ZXi5も上がる。ZXi4の方が高い球で、左に行きそうと思いつつも意外に真っすぐ飛んでくれます。
     
    その流れで一番アスリート向きなZXi7を打つとつかまりますね。当たり前ですが、ZXi4とZXi5は直進性、ZXi7は操作性が勝ちます。3機種ともデザインがかっこいいので、番手ごとに試してコンボにしたいですね。スリクソンの一番の売りは三角ソールの抜けの良さなので、できることなら芝の上で打ちたかった。アイアンに関してはスリクソン好きなら即買い、そうでなければ、じっくり試打して選ぶことをオススメします。(編集部K・S)
     
    【試打スペック】
    ▶ZXi(10.5°純正Diamana ZXi50S)▶ZXi MAX(10.5°純正Diamana ZXi50S)▶ZXi LS(10.5°純正VENTUS ZXi6S)▶ZXi TR(10.5°純正VENTUS ZXi6S)▶ZXi7(MODUS³ TOUR 105S)▶ZXi5(純正Diamana ZXi for IRON S)▶ZXi4(純正Diamana ZXi for IRON S)
     
    弾道計測器「フライトスコープ」のデータをチェックしながら試打を見守った、フィッターの石塚昌広は編集K・Sの試打をどう見ていたのか。
     
    「K・Sさんはシャローバックなものを【シャロー】と呼んでいて、お尻が高いハイバックなものを【ディープ】と呼んでますね。ただ、構えた時の見た目と実際のフェース高さは違うし『ZXi』シリーズは、4機種ともそこまでシャローフェースではなく、至って普通のフェース厚さですね。でも『ZXi TR』で意のままに強いフェードを連発していたのは、この日打った皆が共通していたし、皆さん1m/sほどヘッドスピードもボールスピードも上がっていたのが印象的です。見た目と振り感が揃って、高MOIすぎないドライバーでシャフトが合っていると、本来のポテンシャルが出せるのは、ゴルファーなら皆同じ。見た目とMOIが極端に大きいと、ヘッドスピードが上がらない人がかなりいることの証明かなと」
     
    アイアンに関しては、思ったように打てなかった編集K・S。本人も雑なレポートなことを認めていたが、ここにも補足を加えていた。
     
    「K・SさんはドライバーでHS45m/s前後なのに、7番アイアンでもHS42m/sくらい出て、明らかに振り(れ)すぎな印象です。これ実はカット軌道のアベレージゴルファーあるあるで、イン・トウ・インに打つプロの場合、クラブの長さなりのスピードになって、軌道もスピードもコントロールが効くんですよね。だから、それなりに上級者の場合、初めて打つシャフトやクラブでも、そのアイアンなりの飛距離や弾道を作れるけれど、アベレージで振り過ぎ系の方だとシャフトに負荷をかけすぎてしまって評価しづらい面もある。新しいアイアンに替えたのに【何故か合わないことが多い】人は、基本振りすぎの可能性もあるので、新アイアンの試打では出力出しすぎ問題には気をつけてほしいですね」
     
    【取材協力】REALSPEC GOLF/フナボリゴルフ内

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