蝉川泰果がPGAツアーの平均飛距離1位に。PING『G430』は初速が上がる?
PING契約となった蝉川泰果がPGAツアーのドライビングディスタンスで現在1位に。『G430』シリーズを使う他の選手はどうなっている?
配信日時:2023年1月24日 08時35分
今年のPGAツアーも3試合を終えたが、「ソニーオープン」と「ザ・アメリカンエキスプレス」に出場したPING契約の蝉川泰果が計測ホールのドライビングディスタンス1位(324.0yd)に立っている。ラウンド数にバラつきがあり、まだ7R(14発計測)の蝉川が有利なのは当然だが、他のPING勢はどうなのか。
何しろ、新作『G430』シリーズは「激飛・快音」がキャッチコピー。薄く反発の高いフェースに変わったことで初速が上がると言われているが、「ソニーオープン・イン・ハワイ」の2022年と2023年の両方に出場した26選手たちのスタッツを比較してみた。2マイル/時(mph)以上伸びていたのが下記9選手だ。
■ソニーオープンの平均初速(2023年/2022年)
スチュワート・シンク(177.07/172.22)+4.85mph
イ・キョンフン(172.8/168.31)+4.49mph
ハリス・イングリッシュ(176.7/172.26)+4.44mph
デニー・マッカーシー(169.96/165.97)+3.99mph
キャメロン・デイビス(180.29/176.77)+3.52mph
中島啓太(177.25/174.18)+3.07mph
M・マクニーリー(177.17/174.84)+2.33mph
ブレンドン・トッド(158.53/156.21)+2.32mph
ケビン・ツウェイ(182.99/180.87)+2.12mph
このマイル/時(mph)を日本で馴染みのある数字「メートル/秒(m/s)」に置き換え、昨年大会から今大会で新作ドライバーに替えたと確認できた選手にモデル名を当てはめてみると、やはり『G430』シリーズの初速アップの謳い文句に納得の結果が。
スチュワート・シンク+2.17m/s、PING『G430 MAX』
イ・キョンフン+2.01m/s
ハリス・イングリッシュ+1.98m/s、PING『G430 LST』
デニー・マッカーシー+1.78m/s
キャメロン・デイビス+1.57m/s
中島啓太+1.37m/s、テーラーメイド『ステルス2プラス』
M・マクニーリー+1.04m/s、キャロウェイ『パラダイム』
ブレンドン・トッド+1.04m/s、PING『G430 LST』
ケビン・ツウェイ+0.95m/s、PING『G430 LST』
ボールスピードは「飛距離への影響度が約7割」とよく言われるが、アマチュアよりもかなりの高確率で芯を捉えるPGAツアー選手たちだからこそ、余計に結果が出やすいのか。『G430』シリーズには、高い初速の恩恵がありそうだ。