ウソ!? 岸部桃子がなんと260Yを記録 新兵器の『ツアーAD GC』シャフトはそんなに飛ぶの?
8月5日にグラファイトデザインの新製品発表&試打会が行われ、女子プロの岸部桃子が登場。現在使用している新ドライバーシャフト『ツアーAD GC』について、語ってくれた。
配信日時:2024年8月8日 02時30分
8月5日にグラファイトデザインの新製品発表&試打会が行われ、女子プロの岸部桃子が登場。現在使用している新ドライバーシャフト『ツアーAD GC』について、語ってくれた。
岸部は、以前『ツアーAD VF』を使用していたが、もう少し飛距離が欲しいと考えて、いろいろなシャフトを試したという。7月の「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 」に『ツアーAD GC』を試して即投入。10ヤードほど飛距離が伸びたというから驚きだ。その前の週に行われた「資生堂レディースオープン」では平均233.75ヤードだったが、「ミネベアミツミ レディス」では、平均243.37ヤードを記録している。
「『ツアーAD GC』で打つとしっかりランが出てくれますね。前は『ツアーAD VF』を使っていましたが、もう少し球の強さが欲しいなと思って、いろんなシャフトを試して、『ツアーAD GC』が一番良かった。やっと信頼できる相棒が見つかった感じです。私はしっかり振り切りたいタイプなので、球が左右に散らばらないのがいいですね。以前はフェース面で球が滑っていたのですが、その現象がなくなりました。スピン量が1800回転くらいになり、かなり低スピンになりました。以前は2000~3000回転でしたね」(岸部、以下同)
特に岸部が絶賛したのは、ランが出る点。試打会では思い切り振って、なんと飛距離261.9ヤード(キャリー220ヤード)を記録。なんとランで41.9ヤードを稼いでいる(ヘッドスピード41.6m/s、スピン量1709回転、打ち出し12.9度、ミート率1.50)。
「女子ツアーはランで飛距離が決まります。『ツアーAD GC』で打つと、弾道頂点が少し低くなって、強い球で飛びますね。球がつかまっている感じもあり、曲がり幅が少ない。私はフェードヒッターなので、スピン量が増えて曲がり幅が多いと厳しいです。平均飛距離は約235ヤードから約245ヤードにアップしたと思います。振っているときはそれほどシャフトの硬さは感じませんね」
『ツアーAD GC』はスイング時に発生するシャフトのネジレやつぶれを極力抑えることで、圧倒的なボール初速と高いミート率を実現させた中調子シャフトだ。シャフトがしなってくれて剛性も高いため、今どきの高MOIヘッドにも対応できるモデルとなっている。
飛距離が10ヤード伸びれば、セカンドショットの番手が楽になるというもの。では、アマチュアにとって、このシャフトは武器になるのだろうか。岸部のコーチを務める横田英治にも聞いてみた。
「フェードで打っても、スピン量が上がらないのがすごいですね。アマチュアは右へのコスリ球が多いので、飛んで曲がらなければゴルフは楽しくなると思います。芯に当たりやすくスピン量が増えないこのシャフトはオススメ。曲がり幅が少なくなるので、方向性も安定すると思います」
岸部が新シャフトを武器に、今後の女子ツアーでどんな活躍を見せてくれるのか注目したいところだ。
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