3番ウッドで球が上がらないゴルファー必見! 深重心&出っ歯モデルか? 浅重心&刃が出てないモデルか?
3番ウッドを地面から打つと球が上がらず、番手なりの飛距離が出ないというアマチュアゴルファーは多い。その一番の原因は、自分のヘッドスピードとクラブの性能やスペックが合っていないことだという。
配信日時:2024年7月3日 03時05分
地面から打つクラブの中で最もロフトが立っている3番ウッド。ヘッドスピードが遅い人はとにかく球が上がりやすいクラブを選ばないと、適正な高さと飛距離を出すことができない。ヘッドスピードが遅くて3番ウッドで球が上がらない人は、深重心&低重心でロフト角が多く、フェースプログレッションが大きい出っ刃形状のモデルを選ぼう。また、できるだけクラブ重量が軽く、シャフトのしなりが大きい方が球が上がりやすい。
逆に、ヘッドスピードが速い人の多くが3番ウッドに求めるのは飛距離性能の高さだろう。パワーのある人がロングホールの2打目でグリーンを狙うには、強弾道で飛ばせる浅重心&高重心でロフト角が少なく、フェースプログレッションが大き過ぎないモデルが合う。また、クラブ重量が重くてシャフトのしなりが小さい方がより強い球を打てる。
また、やさしく球が上がるモデルはレベルブロー軌道で打つ人に合う。レベル~アッパーに打つとフェースのやや下側に当たるが、深・低重心だと打ち出しが高くバックスピンがかかるので、しっかり球が上がってくれる。一方、強弾道で飛ばせるモデルは、ダウンブロー軌道で打つ人に合う。ややダウン軌道で打つとフェースの中央付近に当たるが、球を上げられるヘッドスピードがあれば、スピン量が抑えられた強い球で飛ばせるのだ。
まずは自分のヘッドスピードと3番ウッドに何を求めるかを確認して、上げるクラブ、飛ばすクラブのどちらが合っているかを確認しよう。
試打・解説/飯沼大輔
いいぬま・だいすけ/1978年生まれ。2015年プロ入り。正確なショットに定評があり、2017年に神奈川県オープン優勝。現在は主宰する「Accuracy Golf Studio」でインストラクターを務めている。
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