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シン貧打爆裂レポート『TRI-BEAM #7 パター』

シン貧打爆裂レポート『TRI-BEAM #7 パター』

貧打爆裂レポートのロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、ギアについての噂の検証をします!

配信日時:2023年5月10日 17時00分

ロマン派ゴルフ作家語る

『TRI-BEAM #7 パター』は、良い意味で、新しい『#7』を感じさせました。
「ラケットホーゼル」にプラスして、オデッセイのテクノロジーを融合させた結果なのだと思われます。

個人的に最高に気に入ったのは、小さめになっているヘッドです。ボールにセットするとわかりますが、ヘッドが小さい分、集中力が高まります。特に短いパットのときに、それを強く感じました。

だから余計に感じたのですが、アドレスビューで「ラケットホーゼル」はネックが先太りしていて、フェースサイドにも斜めのラインが出ます。これが、僕はちょっと気になって、違和感がありました。

ビックリしたのは、ストレートに転がる特性です。
曲がるラインのピークが、常に自分が思っていたよりも先になりました。
これは、慣れれば良いだけですが、慣れなくともすぐに使えるのは、ストレートなラインや、それに近いラインをきっちり入れることです。ストレート性能を使って、直球ど真ん中で勝負です。

真っ直ぐが一番難しい、という真理もありますが、『TRI-BEAM #7 パター』は、「ラケットホーゼル」が機能しているので、ヘッドを安定させて動かすことが、今までのパターよりもやりやすいのです。
直球の能力も、微妙なコントロール能力も、『TRI-BEAM #7 パター』が助けてくれます。

オデッセイの三角ネックを使ってみたいというゴルファーには、『TRI-BEAM #7 パター』をオススメします。
いわゆるブレードパターもラインアップされていますので、そちらが好みであれば、無理に変えることはありませんが、そうではないなら、『TRI-BEAM #7 パター』がオートマチックで使いやすいのでオススメします。

『TRI-BEAM #7 パター』は、オデッセイの「ラケットホーゼル」搭載の第一弾のパターです。
今後、第二弾、第三弾が用意されていると思います。
より新しく、完成したものを使いたいのであれば、待つという選択肢はありますが、個人的には、ビビッと来たらとりあえず買ってみる、というのが、正解だと感じました。

初代モデルは、未完成な部分が、結局、個性的な味になったりして、使い熟す喜びもあったりします。
そういう楽しみを期待するのも、パターならではですし、コスパも同じようなパターより良い傾向もあります。
面白いゴルフをしたいのであれば、まずは、パターの用具的な不満を消すことです。『TRI-BEAM #7 パター』は、間違いなく、高性能で、面白いパターです。

試打クラブスペック

『TRI-BEAM #7 パター』

ヘッド素材 ステンレススチール+アルミニウムソールプレート
ロフト 3度
ライ角 70度
長さ 34インチ ※33インチもあり

【著者紹介】篠原嗣典

ロマン派ゴルフ作家。1965年東京都文京区生まれ。中学1年でゴルフコースデビューと初デートを経験し、ゴルフと恋愛のために生きると決意する。競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れた青春を過ごし、ゴルフショップバイヤー、広告代理店、市場調査会社を経て、2000年よりキャプテンc-noのペンネームでゴルフエッセイストに。日本ゴルフジャーナリスト協会会員
連載

ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典の『貧打のアマでも打てる?人気クラブ・噂の検証』

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