国内女子ツアーは前半戦を終え、ボール勝率に異常アリ!?【WITB】
国内女子ツアーは全38試合のうち、ちょうど半分の19試合を終えた。
配信日時:2023年7月10日 01時45分
小祝さくらの勝利で幕を閉じた新規大会「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」。今季の国内女子ツアーは全38試合のうち、ちょうど半分の19試合を終えたが、昨季のボール勝率に明確な変化が生まれている。まずは、今季のここまでの勝数を見てみよう。
【7/9時点の国内女子ボール勝数】
9勝――Z-STAR XV(山下美夢有4、岩井千怜2、岩井明愛、青木瀬令奈、小祝さくら)
4勝――Pro V1(穴井詩2、申ジエ2)
3勝――TOUR B X(吉本ひかる、吉田優利、川岸史果)
1勝――Z-STAR◆(櫻井心那)
1勝――Chrome Softトリプルトラック(神谷そら)
1勝――TP5x(山内日菜子)
昨季はブリヂストン『TOUR B X/XS』シリーズが38戦16勝と圧倒したが、今季は今年2月に新しくなったスリクソン『Z-STAR』シリーズが前半戦だけで10勝と、完全に流れが変わっている。昨季の最多勝は12勝とブリヂストンのソフトな方の『TOUR B XS』だが、今季の前半戦では未勝利に終わった。
▶▶ダンロップ『スリクソンZ-STAR』シリーズ3機種、2023年2月10日デビュー
▶▶今季の国内男女でスリクソン『Z-STAR』シリーズが40戦18勝。女子プロは【ハードな方】が有利!?
お株を奪うのがスリクソンの中では最もハードな『Z-STAR XV』で、最もソフトな『Z-STAR』との間に位置する『Z-STAR◆』も昨季より使用者を増やし、ここまで1勝。全体でも、19戦中14勝がハードな方のツアーボールとなっている。
小祝さくらも昨季243.32yd(21位)から今季250.36yd(11位)と平均飛距離を大きく伸ばす一人だが、このハードな方ばかりが勝つ流れは、距離の出る若い選手の飛躍と関連するだろうか。昨季平均250ydを超えたのは8人だったが、今季ここまで13人。飛ばせる選手の増加が、今後ますますボール勝率に影響を与えそうだ。
【小祝さくらの優勝セッティング】
1W:スリクソンZX7 Mk II(9.5°テンセイPROホワイト1K 50S)
3W:スリクソンZX Mk II(15°)
3,4U:スリクソンZ H85(19,22°)
5I~PW:スリクソンZX7
G,A,SW:クリーブランドRTX3(47,51,58°)
PT:オデッセイTRI-BEAM #7
BALL:スリクソンZ-STAR XV