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    ゴルフクラブのライ角とは何か? ライ角を整えて、スイングも整えよう!

    ショットの精度に悩んでいませんか?その原因、じつはライ角にあるかもしれません。ゴルフクラブのライ角が合っていないと、いくら正しくスイングをしても、クラブが適正な角度でボールに当たらないので、球が左右に曲がってしまうからです。この記事では、ライ角とは何か、そしてライ角の重要性とその調整方法について解説します。

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年9月18日 06時58分

    • ギア
    目次 / index
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    1.ライ角とは?

    ライ角とは、クラブヘッドのソール(地面に接する底面部分)を地面に水平に置いたときに、シャフトの中心線と地面が作る角度のことです。インパクト時に、クラブのソールが、地面とどのように接するかに大きな影響を与えます。

    ライ角が大きくトゥ側(クラブヘッドの外側先端部分)が浮くなら「アップライト」、逆にライ角が小さくヒール側(シャフトに近い根本部分)が浮くなら「フラット」と呼ばれ、「ソール全体」が地面に接する状態が「適正なライ角」です。

    適正なライ角は、正確なインパクトとストレートな弾道をサポートします。

    ロフト角との違いは?

    ロフト角とは、シャフトを地面に対し垂直にしたとき、シャフトとフェース面が作る角度のことで、ボールの打ち出される角度や飛距離に大きく関係します。ロフト角が小さいほど、低い弾道で飛距離が出やすくなります。

    一方で、ロフト角が大きいほど、高い弾道が出やすく、飛距離は短くなります。ドライバーなどの長いクラブはロフト角が少なく、ウェッジのような短いクラブはロフト角が大きいのが特徴です。

    ロフト角の詳細は、「ゴルフクラブのロフト角とは?クラブ別のロフト角と飛距離目安を一覧で紹介」をご覧ください。

    バンス角との違いは?

    バンス(バウンス)角とは、シャフトを垂直にしたとき、リーディングエッジ(クラブフェースの底辺部分)とソールの膨らんでいる部分が作る角度のことです。

    特にウェッジにおいてバンス角は重要で、バンス角が大きいとクラブが滑りやすいため、砂や芝からの抜けがよくなり、逆にバンス角が小さいと、薄い芝や硬い地面でボールを打ちやすくなります。

    バンス角は、ショットの安定や、各状況でのプレーのしやすさに大きく関わります。

    バンス角の詳細は、「バンス(バウンス)ってウェッジのどの部分?ハイバンスとローバンスの違いや打ち方を解説」をご覧ください。

    大事なのはインパクト時のライ角

    ライ角は、単に構えたときのクラブの角度の話でなく、インパクト時にクラブが地面と実際にどう接しているか(適正なライ角かどうか)が、非常に重要です。

    インパクト時にライ角が適正であれば、クラブの抜けがよくなるだけでなく、インパクトでフェースが正しい方向を向くため、狙いどおりのショットが打ちやすくなります。しかしその一方で、ライ角が合っていないとボールの当たる位置が右や左にずれてしまう原因ともなります。

    一般的にアイアンの適正なライ角は、構えたときにトゥ側が、2〜3mm程度(横になった10円玉2〜3枚分)浮いている状態が良い、とされています。アドレス時にトゥ側を少し浮かせておくのは、インパクトゾーンでヘッドが「トゥダウン」(シャフトが縦にしなり、トゥが下がる現象)するので、その分をあらかじめ浮かせておきましょう、という理屈です。

    しかしながら、ゴルファーの身長やスイングスタイル、さらには使用するクラブの特徴によってトゥダウンの程度は大きく変わるため、適正なライ角は、実際には、人それぞれ、クラブごとに異なります。

    ロフト角と比べると、一般ゴルファーのライ角に対する関心は低い傾向にあるようですが、ショットの精度にライ角は重要な要素となるので、自分に適正なライ角は是非とも把握しておくべきでしょう。

    クラブフィッター目線のライ角にまつわる話は、「フェースは真っすぐでも「ライ角」が合っていないと、球は曲がるしスイングも崩れる【クラブ選びの基礎】」をご覧ください。

    適正なライ角の調べ方については、後ほど詳しく説明します。

    2.ライ角が合っていないときの影響

    ライ角は、インパクト時に、クラブヘッドが地面とどう接触するかに直接影響します。ここでは、ライ角が自分に合っていないときの、具体的な負の影響を見ていきましょう。

    ライ角がフラットすぎると右へ

    ライ角がフラット(ライ角が小さくヒール側が浮く)すぎると、インパクトでヒール側が極端に浮くため、打点はトゥ寄りになりやすくなります。また、フェースが目標より右を向きやすくなるため、ボールは高く右に飛びやすくなる可能性が高まります。

    ライ角がアップライトすぎると左へ

    ライ角がアップライト(ライ角が大きくトゥ側が浮く)すぎても問題です。トゥ側が大きく浮き、打点がヒール寄りになりやすいため、弾道が低くなったり引っかけやフックが出やすくなります。

    ライ角がずれているクラブを使い続けるリスク

    ライ角が自分に合っていないクラブを使い続けると、ゴルファーは無意識にそのクラブに合わせてスイングを変えようとすることがあります。これにより、スイングが複雑になり、他のクラブにも悪影響を及ぼしかねません。

    3.番手別ライ角の一覧

    ライ角は、クラブの番手が大きくなるほど、その角度が大きくなり、通常、1番手ごとに0.5度から1度のピッチがあります。

    適切なライ角を見つけるには、身長や腕の長さ、クラブヘッドやシャフトの特徴、そしてスイングを総合的に考慮する必要があります。

    各メーカーやモデルによっても標準のライ角が異なるため、自分に最適なクラブを見つけるためには、実際に試してみることが大切です。

    以下は、メンズクラブの一般的なライ角の参考数値です。

    番手

    ライ角

    ドライバー

    58〜62度(60度前後が一般的)

    フェアウェイウッド(3W〜7W)

    56〜59度

    ユーティリティ

    57〜61度

    ロングアイアン(2I〜4I)

    57〜61度

    アイアン(5I〜9I)

    59〜63度

    ウェッジ

    63〜64度

    パター

    70〜72度

    4.適正なライ角かどうかのチェック方法と調整方法

    繰り返し述べてきた通り、ライ角は、クラブのパフォーマンスに大きく影響します。そのため、適正なライ角かどうかをチェックし、調整を行うことが非常に重要となります。

    ここでは、適正なライ角かどうかのチェック方法と、その調整方法を見ていきましょう。

    正しいライ角を見極める方法

    適正なライ角かどうかのチェック方法は、主に以下の3通りです。

    【1】ショットマーカーなどでソールの跡を確認する
    【2】ラウンドでディボット跡の形を確認する
    【3】ショップで計測する

    【1】ショットマーカーなどでソールの跡を確認する

    最も手軽な方法は、クラブのソールの状態を見てライ角を確認する方法です。ソールの傷であったり、ソールに付着した練習場のマットの一部、または、ショットマーカーを使用してマーカーの跡が指標になります。

    ソールのトゥ側に跡が残っている場合はライ角がフラット(ライ角が小さくヒール側が浮いてる)すぎる可能性があり、逆にヒール側ならアップライト(ライ角が大きくトゥ側が浮いている)すぎるかもしれません。

    【2】ラウンドでディボット跡の形を確認する

    ラウンド中に、ショット後の芝に残るディボット跡の形を確認するのも効果的です。ディボット跡の幅がクラブのソール幅と一致していれば、ライ角は適正ですが、ディボットが細くなっている場合、ライ角がズレている可能性があります。

    ラウンドしながら簡単にライ角のズレをチェックできるので、近々ラウンドの予定がある人は覚えておくといいかもしれません。

    【3】ショップで計測する

    最も正確な方法は、専門家に計測してもらうことです。多くのフィッティングスタジオやゴルフショップでは、ランチモニターや高精度の測定器を使って正確なインパクトのライ角を測定しています。

    専門家に診断してもらうと、自分に最も適したライ角がわかり、必要に応じた調整を受けることができます。

    【1】と【2】は、地面からボールを打つクラブに限るライ角の確認方法なので、ヘッドを浮かせて打つパターやドライバーの場合は、この【3】の方法で正確なライ角を計測してください。

    すべてのクラブでライ角を調整できるわけではない?

    じつはすべてのクラブでライ角を調整できるわけではなく、クラブヘッドの素材に大きく依存します。

    たとえば、ステンレスやチタンなど硬い素材を使っている一部のアイアンは、ライ角の調整が難しい傾向にありますし、ウッド系のクラブは基本的にライ角の調整ができません。

    一方で、軟鉄鍛造のアイアンは、柔らかい素材のため調整がしやすいですが、その反面、通常範囲の使用や経年によってライ角が変化しやすいので、定期的なチェックが必要です。

    最近では、ドライバーだけでなくフェアウェイウッドやユーティリティでも、ライ角を簡単に調整できる機能、いわゆる「カチャカチャ」をネックに搭載したクラブが増えています。自分のスイングに合わせて、手軽にクラブのスペックを微調整できるため、ショットの精度向上が期待できます。

    ただし、ネック部分のカチャカチャで、ロフト角やライ角を調整すると、同時にフェース角(フェース面が向く角度)も変化するため総合的な調整が必要です。メーカーによって調整できる幅も異なるので、購入を検討している人は事前にカタログを確認しましょう。

    ライ角を調整する方法

    実際にライ角を調整をする際は、まず現状の正確なライ角を測定し、専用のベンディングマシンを使用し、ホーゼル(ヘッド部分とシャフトを接合するパーツ)を曲げて調整します。

    ただし、ライ角の調整は、そのクラブの特性を損なわないよう「2度以内」に留めることが推奨されています。ライ角の調整方法は次の3つです。

    【1】クラブを購入するときに調節する
    【2】ゴルフショップやフィッティングスタジオに依頼する
    【3】セルフで調整する

    【1】クラブを購入するときに調節する

    市販のクラブは、製造時に微小な誤差が生じることがあるため、ゴルフショップやフィッティングスタジオでは、クラブの購入時にライ角を調整してくれるショップが多くあります。

    一般的にライ角の調整は2度以内が推奨されていますが、アップライトやフラットな作りのクラブを注文し、そこからさらに2度以内で調節をおこなうと、実質3度以上のライ角の調整が可能になります。

    【2】ゴルフショップやフィッティングスタジオに依頼する

    最も確実でおすすめなのは、フィッターに調整を任せることです。

    クラブによっては、シャフトの長さを短くした場合もライ角に影響が出ることがあるため、プロのフィッティングで総合的なクラブの調整を受けると安心です。

    既製品や手持ちのクラブを調整する場合でも、2度以内の調整であれば可能なところが多いようです。

    【3】セルフで調整する

    セルフでアイアンのライ角を調整することも可能ですが、この場合注意が必要です。

    調整可能な素材のホーゼルを持つクラブは、ベンディングマシンを使用して手動でホーゼルを曲げることができますが、力加減を誤るとシャフトに亀裂が入るリスクがあるため、慎重におこなう必要があります。

    5.ライ角調整のメリットと実際の効果

    ライ角の調整は、ゴルフ上級者にしかメリットがないと考える人がいますが、むしろ初心者や中級者にこそライ角の調整が有効と考えるべきでしょう。

    なぜなら、適正なライ角だと次の3つのメリットがあるため、ゴルフが格段にやさしくなるからです。

    【1】コントロール性の向上
    【2】打感と飛距離の向上
    【3】クラブを信頼できる

    以下、適正なライ角にすることで得られる、3つのメリットを説明します。

    【1】コントロール性の向上

    自分に合ったライ角なら、クラブフェースがスクエアに戻りやすくなるため、狙った方向にボールを打ち出せる確率が高まります。

    初心者であれば、スイングからくる方向性のミスを適切なライ角のクラブが緩和してくれます。中級者以上が直面する、右への曲がりを少し抑えたいといった球筋の微調整であれば、スイングを変えずにライ角をアップライトにすることで改善できるケースもあります。

    逆に、フェードを多用したいなら、ライ角がアップライトでドローバイアスがかかっていないか一度ライ角を確認してみると、コントロール性が向上するかもしれません。このような、ちょっとしたショットへの不安も、ライ角の調整で改善を期待できます。

    【2】打感と飛距離の向上

    適正なライ角だとボールがスイートスポット(芯)に当たりやすくなるので、スイングで蓄積したパワーを効率的にボールへ伝えることができるため、結果として飛距離が伸びます。

    また、フェースの芯で打てる確率が上がるため、当たり損ねなどのミスショットに強くなるだけでなく、ショットの打感もよくなります。

    【3】クラブを信頼できる

    最近のアイアンは、ソールの抜けをよくしたり、寛容性を高めるさまざまな工夫が施されています。ライ角が適正になれば、その性能を最大限に引き出すことができるため、クラブやショットへの信頼感が高まります。

    これにより、よりポジティブな気持ちでショットに臨めるでしょう。

    ライ角を調整したら実際にこんな効果がありました

    Aさん(47歳・男性・ゴルフ歴14年・平均スコア95)は長年、ショットの方向性に悩んでいました。特に右にスライスすることが多く、スイングの改善を何度も試みましたが、なかなか結果が出ず挫折を繰り返していました。

    そこでプロのフィッティングを受けたところ、アイアンのライ角が2度ほどフラットすぎることが判明。ライ角をアップライトに調整すると、スイングを変えていないのに、すぐにボールが芯に当たりだし、まっすぐ飛ぶようになったといいます。

    Aさんは数週間後に自己ベストを更新しました。

    振り心地が変わるためラウンドの予定がある人は注意が必要

    上記Aさんのような改善例もありますが、長年ライ角が合わないクラブを使い続けてきたゴルファーが、突然ライ角調整をおこなうと、クラブとスイングが急にマッチしなくなり、ショットが不調になることもあります。

    ラウンド前に調整する場合は、プレーに対する期待値を下げるか、十分に練習してクラブの新しいライ角に慣れてから本番に臨むことをおすすめします。

    6.まとめ

    適正なライ角は、ゴルファーの身長やスイングの特徴に応じて異なるため、自分に合ったライ角のクラブを使うことで、飛距離、精度、そして安定性を最大限に引き出すことが可能です。

    ライ角を整えて、より正確なショットでスコアアップを目指すのも、間違いなくその一つの方法です。

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