＜NEC軽井沢72ゴルフ　初日◇9日◇軽井沢72ゴルフ北コース（長野県）◇6685ヤード・パー72＞

初日5アンダーの5位、2日目を終え8アンダーの3位タイと、原英莉花が好調だ。そのドライバーには今週から変化が見られた。前戦の「大東建託いい部屋ネットレディス」から供給開始された、タイトリスト『GT2』（9°）を初投入し、同社ツアー広報担当によれば、原以外にも多くの契約外選手が『GT』を試していると言う。
 
「大東建託から供給を始めて、菊池絵理香プロ、鬼頭さくらプロ、ベイブリュウプロが即導入してくれました。『GT3』（10.0°）の菊池プロは『打感、方向性が良くボールに勢いがあり風に負けないので良い感じです』と話していて、『GT3』（11°）の鬼頭プロは『TSRより優しく感じてとてもいいです』と。ベイブリュウプロも『GT3』（10°）で『球が強くて飛距離も伸びてgood club』と、TSRと比べて最長9㍎も差が付くショットもあったそうです」（同社ツアー広報）
 
他にも供給初週に契約フリーの野澤真央（GT3 11°）や仲宗根澄香（GT2 10°）、三ヶ島かな（GT3 10°）がテストし、今週の軽井沢でも同じく契約フリーの申ジエ（GT3 9°）、高橋彩華（GT3 9°）と今のところ『GT3』の引き合いが多いとか。原の他にも契約外で『GT2』を試すのは森田遥、堀琴音（GT2 10°）の2人だ。
 
「タイトリストは契約外の選手たちも積極的にサポートしていまして、実は原プロは契約外でウェッジとパター以外タイトリストを使ってくれています。最初『GT3』ドライバーを渡してテストしてくれていたんですが、今週は『GT2』ドライバーが好みの顔でバラツキが少なかった点を気に入ってくれたのかなと。
 
女子プロの中では大半が『GT3』ドライバーの方が人気で、ロースピンでランを出すこと、フェアウェイを捉えることを意識している点が、『GT2』を好む男子選手とは少し違うのかなと。女子選手は総じて、『TSR』より打点がブレた時の影響が少なく、やさしくなったと感じる選手が多いですね」（ツアー担当・原氏）