5月最終週のドライバー部門ではキャロウェイの『パラダイム Ai  SMOKE MAX』が初のトップになった。2月2日に発売された同モデルは、テーラーメイドの『Qi10シリーズ』や『G430 MAX 10K』に1位を奪われていたが、発売から約4カ月が経過して初めて1位になった。その理由を二木ゴルフ南町田店の藤本啓介さんに聞いた。

「発売直後はテーラーメイドやピンに勢いがありましたが、5月に入ってからキャロウェイが盛り返してきた印象です。テーラーメイドやピンは『10K』というキャッチフレーズが強烈だったので注目度が高かった。ただ、実際に打ってみると『パラダイム Ai SMOKE』は飛距離も出るし、打球が曲がらないので、すごく評価が高いです」
 
どんなゴルファーが購入しているのか？
 
「購入時に下取りに出したドライバーを見ていると、キャロウェイユーザーだけではなく他メーカーから乗り換えているゴルファーが多いです。キャロウェイの魅力はボールスピードが速いこと。『パラダイムシリーズ』ももちろんボールスピードは速いのですが、ベテランゴルファーほど構えやすいという声があります。他メーカーの高慣性モーメント系ドライバーに比べると投影面積が小さい点も好印象。形状だけではなくて、前作に比べると打感が良くなったという意見も多いです」
 
アイアンでは『Xフォージドスター』が在庫切れになるくらい売れていて、「全米プロ」ではザンダー・シャウフェレ（米国）が『パラダイム Ai SMOKEシリーズ』を使ってメジャー初優勝。5月に入ってから、キャロウェイに勢いが出てきた。
 
【ドライバー売り上げランキング　トップ3】
1位　キャロウェイ　パラダイム Ai SMOKE MAX
2位　ピン　G430 MAX 10K
3位　ピン　Qi10
※データ提供：矢野経済研究所、5月20日～5月26日のデータ
 
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