「マイナビ ネクストヒロインツアー」でプレーしており、プロ入りを目指す菊地りお。彼女のアイアンとウェッジを見ると、女子選手では珍しい”三浦技研”モデルであることを発見。気になって本人を直撃取材した。

彼女が採用するアイアンは、『MG TC-101』。同社初の軟鉄鍛造製法による番手別設計で、前作に比べミスヒットへの許容範囲を向上させたアスリートモデルだ。彼女はどこを気に入っているのだろうか？

「まずシャープな顔が好きですね。ボテッとした顔のアイアンは嫌で、トップラインが真っすぐでスッとしたこの顔がいいんです。しかも三浦のアイアンは、フェースの溝に色を入れてないんですけど、構えてみたら白く見えてすごく構えやすい。これが好きなんです」

顔のこだわりは相当なものだが、実際の性能はどうか？　軟鉄鍛造は難しいイメージもあるが……。

「球が全然上がるし、スピンのかかりがすごいんです。しっかり球をつかまえながら、スピンがかかってグリーンで止まるのがいいですね。それと打ってみると、弾道のコントロールがしやすいです。左右に球を打ち分けやすいのもいいですね」

一番特徴的なのがソール。見るとソールの前と後ろが削っている三面ソールに仕上げられている。「ヘッドが多少噛んでしまっても抜けてくれます。あとラフでも抜けがすごくいいんです」とぞっこんの様子だ。

彼女が異色なのが、ウェッジも三浦技研のモデルを使っている点だろう。いろいろ試したが、同社のウェッジが一番だったとか。球が上がりやすく止めやすい60度は相当気に入って使い込んでいる。彼女が使用する『MG-R01』ウェッジは、極めて純度の高い純鉄（軟鉄）を使用しており、柔らかい打感と高いスピン性能が売りだ。

「ウェッジこそ薄芝や深いラフなどいろいろな状況で打たないといけないですが、このモデルはすごくスピンがかかるんです。洋芝のねちっこいラフでも抜けてくれて、スピンがかかります。ソールの後ろ側とヒール側を落としているので、開いたときにソールが浮かない。ペタっとできるように削っていただいています」

彼女のこだわりは、リーディングエッジにも表れている。最近は丸味を帯びた形状が主流だが、ストレートに近い形状に仕上げられている。「その方がフェースを開いても、刃が浮いた感覚がないし、カットに振るイメージを作りやすいので、この60度ウェッジは重宝しています」。

”三浦女子”菊地のギアのこだわりは相当なもの。三浦技研のギアを駆使して、「マイナビ ネクストヒロインツアー」で今後どんなプレーを見せてくれるか目が離せない。

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プロ入りを目指す都玲華は実は「鉛女子です」と語っている。関連記事【「私は”鉛女子”です」と語る都玲華　ドライバーヘッドに鉛を5枚も貼っていた】を読めば、僕らのヒントにもなる有効な鉛の使い方がわかる。