契約フリーのパトリック・キャントレーが、タイトリスト『GT2』を投入し首位発進!
<全米オープン 初日◇13日◇パインハースト・リゾートNo.2(米ノースカロライナ州)◇7548ヤード・パー70>
配信日時:2024年6月14日 01時52分
海外メジャーの今季第3戦となる「全米オープン」は初日が終了し、5アンダーの首位タイにローリー・マキロイ(北アイルランド)とパトリック・キャントレー(米国)が並んだ。1打差の3位タイにルドビグ・オーバーグ(スウェーデン)がつけた。
既報の通り、クラブ契約フリーのキャントレーとアダム・スコット(初日イーブン・16位タイ)が、先週ツアーシーディングされたばかりのタイトリスト『GT2』ドライバーを投入。その結果を「ShotCast」から拾ってみた。
■キャントレーの『GT2』は上々!?
キャントレーは10番からスタートし317yd・FW(176mph/2028rpm)、11番302yd・FW(173/3298)、12番317yd・FW(178/2374)、14番311yd・FW(178/2145)、15番337yd・FW(178/2441)、18番296yd・FW(179/3032)と、『GT2』ドライバーを投入した、最初のハーフで100%のフェアウェイキープに成功する上々の立ち上がり。
後半は2番322yd・左バンカー(174/1868)、4番341yd・左ラフ(177/1432)、5番316yd・FW(178/2692)、8番309yd・FW(179/1898)と使用機会が減りわずかにミスしたものの、全体では10度『GT2』ドライバーを打って、9度フェアウェイを捉え、平均316.8yd(初速177mph/スピン量2321.8rpm)を記録した。
硬くシビアなグリーンを攻めるため、飛ばすことより曲げないことが優先されるのは当然のこと。そのため、平均初速は今季の平均177.16mphよりも物足りなく見えるが、最も得たいフェアウェイキープという結果を難なく手に入れたように見える。
■スコットの『GT2』も及第点!?
スコットはというと、2番321yd・左バンカー(182mph/2573rpm)、4番337yd・FW(184/2513)、5番338yd・FW(182/2845)、8番304yd・FW(184/2971)、10番309yg・FW(182mph/2975rpm)、11番309yd・右ラフ(183/2904)、12番309yd・左ラフ(183/2237)、14番296yd・FW(182/3165)、16番312yd・FW(175/3227)、18番322yd・FW(182/2885)だった。
『GT2』ドライバーを使用したと思しき10回のショットで、フェアウェイを外したのが3度と、こちらもまずまず。平均315.7yd(181.9mph/2829.5rpm)と、テーラーメイド『Qi10』を使用してきた今季の平均ボールスピード179.99mphより約2マイル(約0.89m/s)ほど上乗せしていた。