ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ

渋野日向子がSRIXONボールに!改めて『Z-STARシリーズ』を徹底調査した【銀のALBA】

渋野日向子がSRIXONボールに!改めて『Z-STARシリーズ』を徹底調査した【銀のALBA】

ALBA914号「銀のALBA」より転載。構成・苔縄和裕 撮影・山代厚男、相田克己、GettyImages、Yasuhiro JJ Tanabe

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年4月10日 07時15分

昨年の全米女子オープンで単独2位に入り米ツアーのシード権を獲得した渋野日向子が、今季からボールをスリクソンにスイッチした。多くのトッププロが愛用する『Z-STARシリーズ』を武器に、2019年全英女子オープン以来の海外ツアー制覇を目指す。そこでALBA編集部はスリクソン『Z-STARシリーズ』を改めて調査した。
 

2025年は新Z-STARシリーズで優勝者続々!

 
昨年のJLPGAツアーで37戦19勝という驚異的な勝率を叩き出した『Z-STARシリーズ』。今季も世界のツアーで開幕戦から続々と勝利を挙げている。まず、記憶に新しいのが、松山英樹が開幕戦「ザ・セントリー」で「最多アンダーパー記録(-35)」を叩き出した、新『Z-STAR XV』の爆発力だろう。

また、国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」でも、岩井千怜が新『Z-STAR XV』で連覇達成。岩井は「新『XV』は風が強い中でもスピン量が抑えられた力強い弾道がグングン伸びてくれます」と話している。

加えて、今季から米国に主戦場を移した竹田麗央も新『Z-STAR』を使用し「ブルーベイLPGA」で6打差の圧勝で米ツアー2勝目を達成。「『Z-STAR』はボールがフェースに乗っている感覚があってイメージ通りのショットが打てます」と、昨季の国内年間女王が海外でも変わらぬ強さを発揮している。

新作の刷新を簡単に振り返ると、高スピン バイオ ウレタンカバーでソフトな打感とスピン性能が向上している。アプローチスピンを左右するカバーに、トウモロコシ由来の素材「バイオポリオール」を配合した『高スピン バイオ ウレタンカバー』を採用し、従来よりもクラブフェースとボールとの接触時間が長くなり、グリーン周りのアプローチスピンが向上したとか。

1 / 4

結果、渋野日向子が米ツアー勝利のために選んだボールは最終的に『Z-STAR XV』になった。「最後まで『Z-STAR』と迷った」と言う渋野が最もこだわったのが、高い弾道から生まれる飛距離性能。コースの距離が長くグリーンが硬いアメリカで戦うための〝キャリーで飛ばせる〞ボールだ。
 

渋野日向子は「キャリーで飛ばす」を重視

 
「私がボールをスリクソン『Z-STAR XV』に決めた一番の理由は、ドライバーの弾くような打感と高い弾道から生まれる飛距離。高弾道でキャリーが求められる米ツアーで戦うための大きな武器になりそうです。キャリーを出せるのはもちろん、アプローチでもスピンがかかりやすく、パッティングではボールが出ていくスピードと打感がマッチしていました」(渋野)

渋野の答えは我々アマチュアにも当てはまるか? 徹底的な検証を海老原秀聡プロに依頼し、ドライバー/アイアン/アプローチの3状況でテストしてもらった。(フルショットはHS43m/s相当、アプローチはキャリー50yd)中でも注目は、「XVの飛びにZ-STARの操作性とやさしさをバランス良く備えた♦ダイヤモンドだと言う。
 

Z-STAR◆は「スピンが入るバランス型」

 
2009年に誕生したZ-STARシリーズ。当初は『Z-STAR』と『Z-STAR XV』の2モデルだったが、2020年に『Z-STAR ♦』が加わった。今回の2025年モデルで『Z-STAR』と『Z-STARXV』は9代目、『Z-STAR ♦』は3代目となる。

『Z-STAR ♦』は、ソフトな打感で寛容性に優れた『Z-STAR』と、しっかりとした打感で飛距離性能が高い『Z-STAR XV』の良いとこ取りのボールですね。打感は硬過ぎず柔らか過ぎずで、ヘッドスピードに関係なく気持ちよく飛ばせますし、飛距離直進性の高さも『Z-STAR』と『Z-STAR XV』の中間です。

また、アイアンやアプローチでのスピン性能は3モデルの中でもトップクラス。飛距離、寛容性、操作性をバランス良く備えたオールマイティボールです。どれを買うかで迷ったら、まず『Z-STAR ♦』を選び、もう少しソフトな打感と安定感が欲しい人は『Z-STAR』。もう少ししっかりした打感で飛距離が欲しい人は『Z-STAR XV』を選ぶのがオススメです」(海老原)
 

3モデルの弾道はそれぞれ異なる
1 / 3

海老原プロが打つと、上図のように、3モデルの弾道はそれぞれ異なる傾向を示していた。これらのデータを参考にして、最も自分に合うボールを『Z-STARシリーズ』の中から選んでほしい。

1 / 6

ギア 週間アクセスランキング


おすすめコンテンツ

関連サイト