ボールのつかまりを決める主な要素は、ヘッドを垂らして台に置いたときに、フェース面が上を向く角度である『重心角』、シャフトの中心軸線と地面との間にできる角度である『ライ角』、アドレス時のフェース面の向きである『フェース角』、シャフトの中心軸線とフェース面上の重心点を垂直に結んだ距離である『重心距離』の4つ。
重心角、ライ角、フェース角が大きいほどフェース面が左を向きやすく、重心距離が短いほどフェースが返りやすいため、インパクトでフェースが開いて当たるのを抑えることができる。
スライス傾向のあるゴルファーでも、フェースが左を向きやすい、つかまるクラブを選ぶことで、スイングを変えることなくドローを打つことができるのだ。
もちろん、シャフトのしなりもつかまりに影響する。しなり量が大きいシャフトや、しなるポイントが先端側にあるシャフトはヘッドがターンしやすいのでフェースが開いて当たるのを抑えてくれる。
ゴルフ雑誌ALBAでテスターとして数々のクラブを打ってきた伊丹大介が、最新ドライバーの中で特につかまりがいい10機種を紹介。練習場に通ってつかまるスイングを練習するよりも、手っ取り早くつかまるドライバーに交換するのがドローへの近道なのだ。