スコアアップの切り札! 2大国産アイアンは極上のフィールで自分ピッタリのモデルが選べる
契約プロたちが次々スイッチし、大きな話題を呼んでいるのがスリクソンと本間ゴルフの“2大国産アイアン”だ。フィーリング性能やヘッドシェイプにこだわり、特性を変えた「兄弟モデル」のラインナップされた2つのシリーズは間違いなく、スコアアップの切り札になる。
配信日時:2024年10月24日 01時00分
ゴルファーのこだわりに応える兄弟モデルをラインナップ
ターゲットに構えやすく弾道がイメージできる顔、打感や打音などの心地良いフィーリング、安定した飛びなど、アイアンに求められる性能は多岐に渡る。そんなアイアンに必要な性能を高いレベルで備えているのがダンロップの『スリクソンZXi』シリーズと本間ゴルフの『T//WORLD IRON』シリーズだ。VictoriaGolf御茶ノ水店のゴルフクラブアドバイザー大石遼さんは、「ゴルファーの求める性能やレベルに合わせて、高機能なアイアンが選べるシリーズになっている」と話す。
「ダンロップと本間ゴルフはいずれも軟鉄鍛造にこだわってきた国産メーカーですが、それぞれに特徴があります。例えば、ダンロップ『スリクソンZXi』シリーズは、「S15C」という軟鉄を使い、新製法でよりソフトな打感に仕上がっています。これまでアイアンで使うのが難しいと言われた柔らかい素材ですので、従来のモデルよりもフェースに吸い付くような感触を得ることができます。一方、本間ゴルフの『T//WORLD IRON』はバックフェースのデザインを見直し、ボールを押すようなぶ厚い打感にこだわっています。ただ柔らかいだけでなく、強さも感じられる打感はプロからの評価も高いです。そういった基本性能の高さがありつつ、特性を分けた兄弟モデルが多く用意されているのが2つのシリーズの最大の特徴となっています。飛距離性能や寛容性、操作性のバランスによって、最適なモデルを選ぶことができますので、グリーンを狙うショットが圧倒的に楽になるはずです」(大石さん)
ダンロップ『スリクソンZXi』は素材と製法の一新で吸い付くようなソフトな打感を実現
最高の打感を実現するために、素材や製法、熱処理加工など、すべてのプロセスを見直して開発されたのがダンロップの『スリクソンZXi』シリーズだ。これまで強度的にアイアンへの使用が難しいとされた「S15C」というソフトな軟鉄を使用し、「コンデンス鍛造」というネック部に強度を持たせる新製法でヘッドを成型。「ピュアフレーム」と呼ばれるバックフェース部の肉厚と組み合わせることで、フィーリング性能を極限まで高めることに成功している。
「ダンロップの『スリクソン』ブランドは元々打感に定評のあるブランドでした。今回は特に打感に力を入れて開発を進めていますので、アスリートモデルの『スリクソンZXi7』から飛び系の『スリクソンZXi4』まで、いずれも極上のフィーリングに仕上がっています。インパクトでとにかくソフトな感触が欲しいと考えるゴルファーに強くおすすめできるシリーズです」(大石さん)
【操作タイプ】ダンロップ『スリクソンZXi7』
ツアープロが好むシャープな見た目と球筋を自在に打ち分ける高い操作性を備えたアイアン。非常にソフトな「S15C」の軟鉄鍛造ヘッドなので、打感のソフトさ、フィーリングの心地良さはシリーズ屈指の仕上がりとなっている。
「もっとも操作性を重視したモデルです。フェースまで「S15C」が採用され、バックフェースに肉厚を付ける「ピュアフレーム」の効果で、吸い付くような極上の打感になっています。7番以上の番手には、タングステンニッケルウェイトがトゥ側に搭載され、ヘッドの直進性が高められていますので、適度な寛容性も備えています」(大石さん)
【万能タイプ】ダンロップ『スリクソンZXi5』
『スリクソンZXi7』に近いシャープな形状で適度な操作性がありつつ、靭性の強い「クロムバナジウム鋼」の薄肉フェースによる強い弾きで高い飛距離性能も併せ持つ。最新モデルでは「i-FORGED」による最適な熱処理によって打感の良さがさらに向上。圧倒的なボール初速と打感の良さをさらに進化させている。
「飛距離も、寛容性も、操作性も備えた性能バランスに優れたアイアンです。今作では総合力の高さを残しつつ、よりソフトな心地良い打感が追求されています。どんなライでも抜ける「TOUR V ソール」も採用されていて、あらゆる場面で性能を発揮できるアイアンに仕上がっています。前作から爆発的な人気を誇るモデルですので、アイアン選びに迷ったら、選んでおいて間違いありません」(大石さん)
【やさしさ重視タイプ】ダンロップ『スリクソンZXi4』
「スリクソン」シリーズらしいシャープなフォルムと最高レベルの飛距離性能、やさしさを備えた飛び系モデル。新素材「ソフトステンレス」を使った中空構造を取ることで、フェース反発を高めながら、打感のソフト化に成功。また、前作ではできなかったロフト角やライ角の調整が可能になったので、ゴルファーに合わせた細かなカスタムにも対応している。
「7番でロフト角が28.5度と立っていて、ミスヒットに強く反発性能の高いフェースを搭載することでやさしく飛ばせるアイアンになっています。重心を低く、深くすることで球を上げやすくなり、ミスにも強くなっていますので、幅広いゴルファーが性能を実感できるはずです。スリクソンブランドに難しいイメージを持っていて敬遠していた人にはぜひやさしさを追求した『ZXi4』を試してほしいですね」(大石さん)
洗練されたヘッドシェイプとぶ厚く強い打感にプロも惚れ込む本間ゴルフ『T//WORLD IRON』
長きに渡って、美しいヘッドシェイプのアイアンを生み出してきた本間ゴルフが、そのこだわりのすべてを詰め込むようにして作り上げたシリーズが『T//WORLD IRON』だ。契約プロ「TEAM HONMA」が優勝を手にしたときに握っていた名器を彷彿とさせる形状にしつつ、スタイリッシュで洗練されたコスメのアイアンに仕上げている。今回はバックフェースのデザインを見直すことで寛容性を高めながら、インパクト時のぶ厚い打感も徹底追求。ボールを押し込むような爽快なフィーリングを感じながら、やさしくボールを飛ばすことができる。
「本間ゴルフはヘッドの造形にこだわってきたメーカーで、顔の良さは国産メーカーの中でもピカイチです。『T//WORLD IRON』では、ターゲットに構えやすく、打ちたい弾道が明確にイメージできる美顔のアイアンがラインナップされています。ただ柔らかいだけでなく、ボールを押すような強さを持った打感も特徴的です」(大石さん)
【操作タイプ】本間ゴルフ『T//WORLD TourV』
バックフェースに厚みの違いを付けたキャビティ構造を取りつつも、えぐれを浅くすることでマッスルバックに近いフィーリングや操作性を追求。リーディングエッジを落とした「Cソール形状」にすることで、ダウンブローに打ったときに抜群の抜けでボールを自在にコントロールすることができる。
「マッスルバックとキャビティの中間の形状のアイアンで、両方の構造の良いとこ取りをしています。ぶ厚くソリッドな打感と高い操作性で弾道をコントロールできつつ、適度な寛容性も備えた今までありそうでなかったタイプのアイアンです」(大石さん)
ヘッドの重量配分の最適化やタングステンウェイトをトゥ側に内蔵することで、スイートエリアを拡大。軟鉄鍛造のハーフキャビティらしいフィーリング性能の高さがありつつ、やさしくつかまったボールで飛ばせる寛容性も備えている。
「見た目はシャープなハーフキャビティアイアンですが、重心設計を工夫することで性能を高めることに成功しています。トゥとヒールに重量を配分し、タングステンウェイトも大きくすることで、重心距離を伸ばしていますので、安定したボールで飛ばすことができます。軟鉄鍛造の打感を求めつつも、オートマチックにやさしく飛ばしたい人におすすめです」(大石さん)
【やさしさ重視タイプ】本間ゴルフ『T//WORLD Px』
軟鉄鍛造のボディに反発力の高い「Lカップフェース」(※8番より上)を搭載し、バックフェースには衝撃を吸収するエンブレムを付けた複合素材のアイアン。圧倒的なボール初速で飛ばせつつ、ツアーモデルに近いソフトな打感を得ることができる。
「複数の素材を組み合わせることで飛距離性能と寛容性を徹底追求したモデルです。ヘッド構造が違っても、本間ゴルフらしいボールを押すようなぶ厚い打感が備わっていることもポイントです。顔や打感にこだわりたいけど、アイアンで楽に飛ばしたいゴルファーにとっては第一の選択肢になるモデルです」(大石さん)