3日、宮里藍さんが千葉県の市原ゴルフクラブ 市原コースに登場して、ブリヂストンの『B-Limited バイティングスピン フルミルド』ウェッジを試打。恐ろしいスピン性能を見せてくれた。天才的なアプローチ技術を持っていた宮里さんも驚くほどの性能をレポートしたい。
このモデルは、ミクロンレベルの精密な加工技術を持ち、F1エンジンなどを手掛けた世界でも数少ないレースエンジンメーカー『無限』と共同開発で設計されたウェッジ。 超精密ミルド加工をさらに進化させた「バイティングスピン ハイブリッドミーリング」により、球の食いつき、乗り感、スピン性能を追求した新モデルだ。なんと価格は、11万2,200 円と超高額だ。
新モデルを打ってみた宮里さんはスピン性能に驚いていた。「性能がすごく底上げされたというか、もう本当に簡単にちょっと開いて、もう少し薄めに入れるだけでもスピンが入りやすいし、簡単にスピンがかかりすぎです(笑)。アマチュアの人は、すごい喜ぶんじゃないかというのが最初の印象です」。
宮里さん曰く、アプローチはボールのフェースへの乗り感が大事と語る。「しっかりボールがフェースに乗ってる感覚もめちゃめちゃあったので、球が上がりやすいのはアプローチにとってすごい大事なことだと思います。打つことはアマチュアの皆さんは、ある程度できると思うんですけど、上げるショットは技術的にかなりスキルがいる作業なので、それをすごく助けてくれるシーンはいっぱいあるんじゃないかなと思いますね」。スピンをかけにいくときだけでなく、ボールを上げたい状況でもやさしさも感じている。
記者も打ってみたが、打った瞬間に「バチ」と音が鳴るほど、恐ろしくスピンがかかり、ボールが戻るシーンもあるほど。超精密加工×ピコ秒レーザー処理でウエットな状態でもスピンがかかるというから安心だ。1本11万円で宮里さんのようなアプローチが手に入るなら、ありなのかもしれない。
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