ゴルフボールの箱に書いてある説明文 読んでもイマイチ違いがわからない
飛距離性能を最大に追及していてソフトなカバーでスピンも、とか、最高のスピン性能と飛距離を実現とか、説明文を読んでもよくわからない!という声を解決します。
配信日時:2023年3月27日 02時39分
ゴルフショップのボール売り場には各メーカーのいろいろなボールが並べられています。正直どのボールを選んだらよいか迷ってしまいますよね。ゴルフボールの売り場には説明してくれる店員さんは、ほぼいません。(もちろん聞けば教えてはくれるでしょうが)ゴルフクラブは1本7~8万円するので、スタッフが説明し、試打ブースを設置したりして、そちらにお店側も注力しています。
そこで、店頭でゴルフボールのパッケージに書いてある説明文を読んで選ぼうと思います。「理想的な中高弾道と正確なスピンコントロール性能を備えたトータルパフォーマンス」「極めてソフトな打感で飛ばす」「つかまるボールで、心地よいBIG DRIVEを」「真っすぐ大きな飛び 風に負けない強い弾頭 優れたスピンコントロール性能」など、どれが自分に合うのか、違いはなんなのか、スッキリ頭に入ってきません。
メーカーとして、説明文はそのボールの機能をコンパクトに表して、理解してもらおうと頭をひねっていることは間違いありません。ただ、情報をどうしても詰め込みがちになるので、選ぶ側としては、どの情報が自分に取って重要か分からなくなります。また、メーカーとしては、絞り込んだ説明をしてしまうと、対象となるプレーヤーが少ないイメージを与えてしまい、売れなくなっては元も子もありません。例えば、ヘッドスピード領域を絞らず、全領域と表示した方が幅広く売ることができます。
パッケージの説明文で注目する点は、アプローチショットのスピン性能。どのメーカーのパッケージにも、ほぼ記載されています。「多い」「高いスピン性能」「ウレタンカバー」等が表示されているものはコントロール系、「普通」「少ない」等が表示されていればディスタンス系のボールと判断していいでしょう。ドライバー、アプローチを含めて、とにかく飛ばしたいのであれば、ディスタンス系のものを選べばよく、ボールをアプローチで止めたければコントロール系になります。
手間を惜しまないのであれば、各メーカーのサイトにある「ボール選び」のソフトを活用して、自分の好みに合うボールを事前に選んでおけばお店で迷うことがなくなります。普段使用しているボールや、球筋などをクリックすることで、自分に合うボールを選ぶことが出来ます。是非、試してみてください。
(取材/文・嶋崎平人)