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    今季2勝目小祝さくら 7番ロフト32度の軟鉄鍛造アイアンでドロー・フェードを打ち分けていた!

    ツアー史上4度目の月曜決戦となった「アース・モンダミンカップ」を制した小祝さくら。今季2勝目を挙げた彼女のクラブには興味深い工夫が隠されている。今回は、彼女が好んで使用するアイアンの詳細をレポートしたい。

    所属 ALBA Net編集部
    ALBA Net編集部 / ALBA Net

    配信日時:2024年6月25日 06時30分

    • ギア
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    アイアンは軟鉄鍛造の『スリクソン ZX7 Mk II』ヘッドに、手元が軟らかい『N.S.PRO モーダス3プロト S』シャフトを採用
    アイアンは軟鉄鍛造の『スリクソン ZX7 Mk II』ヘッドに、手元が軟らかい『N.S.PRO モーダス3プロト S』シャフトを採用
    • FWは3Wのみ投入。その下の番手は3Uと4Uを入れて、アイアンは5I~PWまで採用。ウェッジはロフトを立てて47度、51度、58度の3本を使用している
    • 5I~PW:スリクソン ZX7 Mk II(N.S.PRO モーダス3プロト S)
    • 『スリクソン ZX7 Mk II』アイアン。軟鉄鍛造で重心を低くするために、一部にタングステンニッケルを搭載
    • 『スリクソン ZX7 Mk II』アイアン。シャープな顔でフェースコントロールしやすい
    • 『N.S.PROモーダス3プロト S』シャフト。手元側が軟らかくてヘッドが暴れないのが特徴
    • 1W:スリクソンZX7 Mk II(9.5度、テンセイプロホワイト1K 50S)
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    ツアー史上4度目の月曜決戦となった「アース・モンダミンカップ」を制した小祝さくら。今季2勝目を挙げた彼女のクラブには興味深い工夫が隠されている。今回は、彼女が好んで使用するアイアンの詳細をレポートしたい。

    こんなに真ん中に集まる!? 小祝の3Wの打痕がすご過ぎた【写真】

    小祝は、5I~PWで軟鉄鍛造(タングステンニッケルを一部搭載)の小型ヘッド『スリクソン ZX7 Mk II』を使用。シャフトには『N.S.PRO モーダス3プロト S』を採用しているが、どこが気に入っているのだろうか?

    「アイアンは小型ヘッドで重心距離が短いタイプ。2021年まではやややさしいアスリートモデル『スリクソンZX585』を使用していましたが、22年から『スリクソン ZX7 Mk II』に変えています。彼女はドロー・フェードを打ち分けたいので、クラブで勝手につかまってしまうと、ラインが出せなくなります。自分で弾道をコントロールしたいのでしょう。だから、重心距離が短いヘッドを使うのだと思います。また、7番32度とロフトが多いので、スピンが入りやすく、グリーンに止まりやすいのもメリットですね」(ダンロップスポーツツアーレップ)

    兄弟モデルの『スリクソン ZX5 Mk II』だともう少しスピン量が減り、打ち出しの高さを確保しやすい。ただ、つかまりの良さもあるため、自分でフェースコントロールしたい小祝は、『スリクソン ZX7 Mk II』をチョイス。ドライバーにディープフェースの『スリクソン ZX7 Mk II』を選んでいることも同じ理由だという。

    「アイアンシャフトの『N.S.PRO モーダス3プロト S』は、プロトタイプですが、おそらく手元が軟らかいタイプ。ドライバーシャフトの『テンセイプロホワイト1K 50S』も同じ元調子系なんです。先が勝手にしなり戻らないシャフトを使って、スイングの動きで球をつかまえて、弾道をコントロールしたいのだと思います。アイアンシャフトは以前『DG85』を使用していました。私の印象ですが、『N.S.PRO モーダス3プロト S』の方がややしっかり目でしなりが少ない。ヘッドが暴れずに左右の曲がり幅が少なくなったと思います」(ダンロップスポーツツアーレップ)

    以前小祝に持ち球を聞いたら、「昔はドローでしたが、今は持ち球がなくて、ドロー・フェードと状況によって打ち分けています」と答えた。そんな彼女のショットマネジメントに応えられるギアがあるからこそ、今季2勝目につながったのだろう。

    ◇ ◇ ◇

     ●今年は3Wでさまざまな新モデルが発売されている。3W選びで悩む人には関連記事【スピン量で選ぶ! 最新3番ウッド30機種を徹底分析‼ 2300回転と2600回転が決め手 】がオススメ。これでピッタリモデルが分かるかも……

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